Last Update : 2012/11/05 戻る

吾妻連峰 東大巓から家形山、高湯温泉

2012,10,8(月)快晴〜9(火)晴

メンバー 田中 健

ブナ林の黄色を見たいと思ったが、距離、山の様子を考え、吾妻連峰は、稜線はコメツガなどの針葉樹だが、取り付きにブナ林が見られるだろうと予想をし、この山域にした。小屋、名月荘に泊まるのも楽しみのひとつだ。好天に恵まれ、久しぶりの山歩き、小屋泊まり、温泉を楽しむことができた。

 峠駅で降りたのは3人だった。沢沿いの木々は色づいていない。ブナもそうだ。滑川温泉まで1時間弱歩いた。滑川温泉で登山届けを預かって貰った。

 温泉から山道に入る。しばらくすると、滑川大滝が現れた。白い絹の布を垂らしたようななめ滝だ。右上にはもう一つの、こちらは太い白糸のなめ滝だった。その上の方に久蔵森の緑と少しの赤、黄の木々が見える。沢沿いなので、所々行き詰まるせいか、かなり登る高巻き道がある。道はしっかりしていて、昔からの登山道なのだろう。沢沿いの道ではじめ緩やかな山道を進み、潜滝からはやや登りがきつくなった。

 水場の手前で1パーティ2人に会った。湿地のせいか、木道が造ってある。木道の脇に水場があった。体を水で拭いた。道脇にシラタマがいっぱいあった。思わず口に入れた。懐かしい味だが、4,5粒にした。すぐに小屋に着く。南側に東大巓が見える。

 小屋はしっかりしていて、掃除が行き届いている。夕食まで、至福の時間である。

少しすると浄土平から来たという山形の人が入って来た。気象通報後、質素な夕食をとった。夜は寒く、2時間おきに目を覚ました。

9日 晴れ後曇り

 簡単に掃除をして、明るくなる5時半前に小屋を出た。木道が滑るのでよく見ると、霜が降りていて、地とうの水が凍っていた。20分で東大巓に着くが、眺望はない。烏帽子山は石がゴロゴロの山なので、南、西側は眺望がきいた。向かいの斜面は這い松の中に少しの赤、黄が目立った。東大巓から北に延びる稜線は緩やかで、真ん中辺に名月荘が見える。南に中吾妻山、その下に谷地平が見える。大休止をした。

 その後は笹道を歩くも景色も見えず、ただ歩くだけだ。五色温泉への分岐で大休止。家形山の東側の斜面の紅葉が一番きれいだった。高湯からのルートも昔からの道らしく、地形に合ったように造ってあった。バス道に12時20分に出た。共同浴場の前で、運がよく、バス停もそこにあった。温泉は露天で、白濁して硫黄の臭いが強い。250円、汗を流し、疲れをとった。

[タイム]
8日 快晴 奥羽線峠845−滑川温泉940/45−名月荘120

9日 晴れ後曇り 小屋520−東大巓540−烏帽子山725/40−家形山850−五色温泉への分岐900/20−高湯1220

(田中(健) 記)


 


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