Last Update : 2012/11/16 戻る

二十六夜山 (富士山周辺)

2012,11,4(日)快晴

メンバー 作野晃一、菅沼博、瀬川勇三郎、田中健

昨年11月にこのハイキングを計画したが、わたしの都合で中止にした。再度の計画である。参加が4人になってよかった。瀬川さんは千葉さんの知人でゲストである。

 この辺りにも紅葉が下りてきて、絶好のハイキング日和だった。都留市駅の道坂隧道行きのバス停は高年のグループが一杯で、瀬川さんにうまく出会えるかちょっと心配したが、お互い直ぐに分かって一安心。

 グループが御正体山の登り口で下りると、私達の他1人になった。

 道坂隧道のバス停から少し登り、縦走路に出ると、陽当たりのいい、広葉樹の山道になる。道端に小さな竜胆がある。唐松も紅葉している。今倉山で小休止。

ここまで400mを登れば、後は、小ピークを登ったり下りたりである。御正体山の上部が紅葉し、その向こうに5合目から上が真っ白くなった富士山が大きく見える。

 車道からの沢コースの道を合わせた後、巻いて尾根に上がって直ぐ、赤岩に出た。天気のいい日の、ここからの眺めは絶景である。北東から南東まで300度くらいの眺望があった。奥多摩、奥秩父、大菩薩、八ヶ岳、白い雲か雪か分からない北アルプス、南ア、駒ヶ岳、三つ峠に隠れた白根三山、塩見、荒川三山、聖などが見えた。箱根の大涌谷の蒸気が見えたとか。山を同定する。昼近くで少し靄ってきた。3000mの山並の上部は白くなっていた。里山からのこれ程の眺望は珍しい。


(赤岩にて富士山をバックに)


(赤岩からの富士山)

 赤岩から二十六夜山へのアスファルトの林道に出るまでの尾根道は広葉樹の道でプロムナードだ。赤松の林もあり、「何故唐松は紅葉するのだろう。」と難問が出されたが、分からない。

 二十六夜山へは一度アスファルトの道に出て、山道へ入る。二十六夜山は由緒正しい山らしく、石碑があり、募金を募っていた。頂上から真っ直ぐ下る所は少し長かった。矢多沢の手前に石清水の仙人水があった。林道に出て、しばらくすると、月待ちの湯に着く。バス時刻がいいので、菅沼さんはそれで帰り、3人は山スキー湯治会になった。

 小さな里山ではあるが、尾根道、ブナ、カラ松、眺望、岩清水、沢歩き、温泉など豊かだ。新緑の頃もよさそうだ。

[タイム]
道坂隧道バス停945−今倉山1035/45−赤岩1120/45−二十六夜山1230/40−林道140−月待ちの湯155

(田中(健)記)


 


山スキー同志会のホームページへ