Last Update : 2012/12/25 戻る

富士山(その1)

2012 5/14 晴れ

メンバー 武部

 朝家を出て富士山が近くなると富士山が良く見えた。思ったよりも雪が下まであるようでラッキーと思った。須走り口6 時3 0 分の出発となり、少し遅くなってしまった。2 3 0 0 m からシールを着け、樹林帯のすぐ脇を登る。早めにスキーを使えて助かった。2 5 0 0 m のすぐ下は、下から見ると雪が切れているように見えたので、樹林帯の中をうまくルートを見つけて突破する。

 途中でスキーを外すこともなく登る。2 5 0 0 m からは広い斜面を数回切り返して快適に3 1 5 0 m 付近に出る。さすがに3 0 0 0 m を越えると風が出てくる。上部の雪の量は多いようで露出している岩が例年よりも少ない。普通なら吉田口からのルートに合流するためこの辺りからトラバースするが、あまりトラバースせずに登る。

 雪質は新雪でクトーのまま登る。クトーがそれなりに効いているのでそのまま登る。ときおり須走り口方面は雲の中になる。3 3 0 0 m 位でクトーが雪だんごになってきたので、アイゼンに変える。まだ登る。強風がかなり厳しくなり、半袖の上にヤッケを着ていたが寒いので着替えた。ヤッケを脱ぐと風にもろにさらされて寒かった。これから先はさらに風が強くなる。

 もう滑ろうかと思ったが、寒くなったのでもう少し登る。温かくなってきたので滑って降りることにする。強風でどんどん雪が硬くなってきており、この辺が自分にとって滑れる限界と感じた。いつのまにか須走り口方面は雲の中。あせって準備する。雲はなんとか目指すルートがわかる程度になった。強風に身構えながらザックを背負うときが一番緊張する。ストックを持って準備ができるとホットする。とても華麗に滑る状況ではなく、1 ターンずつ慎重に滑る。なんとか3 1 5 0 m 付近に到着。この辺にくると少しホットする。雪が緩みスムーズなターンが出来て一番快適。もったいないから少し休む。雲は大丈夫。過去にはトラバースしすぎてルートを間違えたこともあるので、視界が利くうちに滑らないといけない。3 0 0 0 m 位からはだんだん雪がグズグズになり、オーバスピードで滑る。この時期にこれだけ滑れれば満足である。2 5 0 0 m に来ると、あとは標高差2 0 0 m の細く続く雪を滑るのみ。登りと違うところを滑り、雪が途切れているので1 回スキーを脱いでまたスキーを着ける。滑り終えてホットする。後は休み休み須走り口に降りる。降りると岩崎さんたちと会い、翌日一緒に行動した。

須走り口 6 : 3 0 ― ― ― 2 3 0 0 m シール7 : 3 0 / 5 0 ― ― ― 30 5 0 m  1 1 : 0 0 ― ― ―  3 3 0 0 m  1 2 : 1 0 / 4 5 ― ― ― 3 50 0 m 1 : 3 0 / 5 0 ― ― ― 3 5 5 0 m  2 : 1 5 / 2 : 4 5 ― ― ― 2 30 0 m スキー終了3 : 3 0 / 4 : 0 5 ― ― ― 須走り口 5 : 0 0

写真


(美しい富士山)


(山中湖が綺麗に見えた)


(滑り終えた後に富士山を見上げる)

(武部 記)

 


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