Last Update : 2013/02/13 戻る

八甲田山

2013年01月11-14日 

メンバー  L:鈴木岳  M:菅澤、今村、加瀬、田中秀、岩佳恵

      
2012年01月14(日)
 八甲田ロープウェー山頂駅09:30――田茂萢岳北側平原――田茂萢沢源頭――鳴沢源頭――赤倉岳北東尾根―― 11:30環状道路
今回山行の1〜2日目は雪混じりの見通しの利かない天候で酸ヶ湯ツアーに参加した。3日目は好転するとの予報を聞き、前の晩の作戦会議で当初の予定どおり「八甲田温泉ルート」に行くことにした。朝食後、下山予定場所に田中車をデポしてからロープウェーに戻り、始発前の臨時便で山頂駅(1305m)に上がって登山計画書を提出。シールを付けて、鈴木リーダーを先頭に山頂駅を出発した。
最初のピーク(1326m)からシールのまま田茂萢岳北側の平原に下り、赤倉岳北西山腹を巻くように進路を北東にとる。無立木の平原のラッセルは足首程度であった。左手の1290mピークの東北斜面に魅力を感じ眺めていると、城ヶ倉ツァーらしき団体がピークに現れ東北斜面を滑り始めた。その後、姿を見なかったので鳴沢に向ったのだろう。トドマツのモンスターの間のうねりを越えながら、鳴沢源頭方向に進路をとり、源頭を横切ったあたりから1232mピークを左に見ながら前方の小さな鞍部を目指す。目の前に木に打ち付けられたツアー標識が現れ、正しいルートに乗っていることが確認できてリーダーのルート取りに感服した。
小鞍部を越えた1250m地点でシールを外して滑走準備をする。空沢の左岸の赤倉岳北東尾根をほぼ夏道通しに滑ったが、ブナ林のツリーランは快適でスキーもよく滑る。今日は無風で見通しもよく効き、陽は出ていないものの文句のない山スキー日和だった。アウターを着ていると汗ばむくらいだ。傾斜が緩むとカラマツ林となり菅澤にトップを交代する。前夜からの降雪はなく、前々日と前日に降った雪がほど良く締まっていたため、下りラッセルはせずに済んだ。「八甲田温泉ルート」には傾斜が緩やかなところがあるので、激パウの日に山行するときは下りラッセルがあることも考慮に入れたほうがよい。環状道路まで1kmほどのところでコースから外れてルートを真北にとって下る。斜面が急になるとともに木の間隔が狭くなり、雪も重くなる。朝のデポ時の情報で、環状道路の八甲田温泉分岐点付近は除雪壁が高く道路に下りられないとのことなので、分岐点から西に600mの深沢温泉を右手に見る地点で環状道路(605m)に降り立ち、ツアーを終了した。2時間、6kmの短い行程だったが、銅像ルートよりおもしろく十分に満足できた山行だ。またガイドツアーと異なり待ち時間がなく、足前も揃っていたのでスピード感のある快適ツアーだった。が、しかし、思い出したくもないが、首都圏から東北太平洋岸にかけての大雪で、東北道の閉鎖と首都圏の大渋滞が重なり、酸ヶ湯を車で出たのが14日の14時だったのに光が丘に到着したのは翌日15日の14時だった。田中車、鈴木車の皆様お疲れ様でした。
菅澤 記
GPSによるトレース

 


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