Last Update : 2013/02/13 戻る

妙義山


2012年10月19日(金)〜20日(土)

表妙義・妙義神社〜白雲山〜ホッキリ(堀切)

メンバー L: 菅澤  M:岡坂、千葉、加瀬、田中秀、瀬川(千葉氏友人) 計6名

10/19(金)光が丘1430→練馬IC→松井田・妙義IC→1600国民宿舎「裏妙義」泊

岡坂車が田町で加瀬さん、光が丘で瀬川氏、菅澤をPUして松井田・妙義ICに向う。妙義神社周辺を少し偵察後、国道17号に出て左折、すぐ左のわき道に入り、妙義湖沿いの林道で国民宿舎「裏妙義」到着。田中車は高坂SAで千葉さんPU後、登山口周辺の偵察を済ませて先着していた。

部屋で岡坂さんの新品ハーネスの装着方法や確保器・エイト環の使い方、ザイルの結び方のおさらい会となる。夕食後も懇談が続き、22時就寝。

国民宿舎「裏妙義」は建物は古いものの内部はきれいで、平日とあって他の泊り客は数名であった。

10/20(土) 宿740発→815「道の駅みょうぎ」駐車場→820金鶏橋先パーキング→825第二駐車場(420m)――830白雲山登山口――900大の字(750m)――915奥の院――1000見晴(920m)――1030大ノゾキ――1105天狗岩(1084m)――1120タルワキ沢のコル――1135相馬岳(1104m)1200――バラ尾根ピーク――1320ホッキリ(930m)――1335ホッキリ入口(黒滝)――1345東屋――1355大人場(おにんば)――1400金鶏橋先パーキング駐車場→第二駐車場→松井田・妙義IC→1530練馬IC

朝食後、ゆっくり出発。「道の駅みょうぎ」でいったんメンバーを降ろし、田中車を金鶏橋先パーキングへデポ、戻って道の駅向い側の第二駐車場に岡坂車を停めた。駐車場から左に少し歩き、石鳥居をくぐって妙義神社への石段を登る。

本殿右手の北門脇のポストに登山計画書を入れ、「白雲山上級者コース登山道入口」に進む。杉林の沢沿いの道は、樹木や岩に→マークがあって迷うことはない。濡れた急登を30分ほどで7mのクサリが出てきた。岩は乾いているが、靴底の濡れた泥が気になる。このクサリを越えるとT字路に出た。ここで右だ、左だと言い合っていると3名の先行者が左から現れ、左が「大の字」と判明。10mの垂直のクサリを攀じ登って 「大の字」 の頂上に立つと、展望が開けていた。





「一般登山者は遠慮してください」と表示された縦走路に戻り、大きく「辻」と書かれた看板で中間道への道を左に分け、右手の5mのクサリを越えると岩を階段状に削った道となり、その先に「奥の院」があった。岩階段と鉄ハシゴを昇って奥の院に入ってみると「白雲山妙義大神」 が祀られていて石仏が安置されていた。洞穴上部の積み重なった岩の隙間が明かり取りとなっている。瀬川氏の到着を待ち、奥の院入口の大杉の脇から30mほどの三連クサリに取り付く。上部で左にトラバースすると、先ほどの奥の院の明かり取りの穴が見えた。

稜線に出て7mほどの外傾したクサリ場を越えると、「見晴」に到着。浅間山と裏妙義 の山並みが見え、北東には榛名山が見えた。広くはないが行程中で一番の展望ポイントであった。樹間から天狗岩の切り立った崖が見通せる。地図上で「ビビリ岩」とある地点にきたがそれらしい岩がどれかは判らなかった。3mの垂直のクサリを登り、右へ回り込むとさらに右へ斜上する8mほどのクサリがあって、ここはクサリに頼ると体が右に振られるところだった。「玉石」に寄ってみたが、ここでもそれらしい石は見当たらず、来た道を戻る。振り返れば「玉石」から下が切り立った崖となっているのが見えた。

「御嶽三社大神」 の石碑がある「大のぞき」を過ぎると、30mほどのスベリ台状の三連クサリの下りが待っている。このクサリ場は長いのでスタンスを拾わないと腕力が必要となり、脇を締めて下った。下り着いたコルからは谷の中の樹林の登りとなって「天狗岩」は休むことなく通過する。下る途中で振り返ると天狗岩の北側に天狗の鼻のような岩が見えた。



タルワキ沢のコルで中間道へ下る分岐を分け、「天狗岩」から 30分で「相馬岳」頂上に着いた。三角点のある頂上からは鷹戻し、東岳と続く表妙義の峰々を一望できる。峰々の後ろには 真っ平らな荒船山も見えた。ここで昼食休憩とした。

「相馬岳」から少し下り、右に国民宿舎「裏妙義」への道を分けてから道は急降下する。「バラ尾根」への下りは歩きにくく気を使う悪路で、30mのクサリを下り、谷を横切ってからは登りが続いて 一向に標高が下らない。おかしいと思っているうちに「→堀切」の標識が出てきて一安心。登り着いた所に岩のトンネルが現れ、この先が「ホッキリ(堀切)」であった。ここで小休止とする。

 今回の予定は「ホッキリ」までとしていたので、ここから中間道へ下った。「ホッキリ入口」で中間道に出て左に進み、「東屋」に向う。これまでに比べれば歩き易いハイキング道を「東屋」から右の尾根に下り「大人場」で小休止。ここから5分ほどの下りで「金鶏橋」に出て今回の山行を終了した。

妙義の岩はおむすびを張り付けたような硬い岩で、ホールド・スタンスも豊富なので登下降し易い。携行したザイル、ヘルメット、ハーネスなどの登攀具はザックから取り出すこともなく、重いだけであった。次回はホッキリ〜鷹戻し〜東岳〜中ノ岳〜中之嶽神社コースを歩くことを約して帰京した。翌日は上半身の筋肉痛が心地よかった。

(菅澤 記)


 


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