Last Update : 2013/04/09 戻る

佐渡山、乙妻山(3月第1回定例山行)

2013年3月9日(土)〜10日(日)

CL:菅澤  SL:西川  M:岡坂、岩崎、加瀬、田中秀   

3/9(土) 練馬IC5:10=信濃町IC=9:00戸隠大橋(1140m)9:20 >> 10:00 黒姫分岐(1280m)>>(南尾根) >> 11:30 佐渡山(1828m) 12:00 〜(南尾根滑降)〜黒姫分岐〜12:50大橋13:10=14:00戸隠・民宿「広安」泊

 加瀬車が岩崎さん、菅澤をPU後、上里SAで田中車と合流。戸隠大橋には予定時刻に到着。すでに20台近くが路駐していて人気スポットらしい賑わいである。

 09:20シールを付け、菅澤、田中、加瀬、岩崎の順で林道歩きをスタート。この数日、長野市内は19度まで気温が上昇し、この日も歩き出してすぐ汗をかくほど気温が高かった。黒姫分岐を右に行き、すぐ左手の沢に向い、1290m地点で渡渉。南尾根に取付いてみると以外にも尾根上には先行トレースがあった。正面右手には佐渡山山頂が見える。

 狭く、東側に雪庇が張り出した尾根を登り11:30佐渡山山頂到着。風はもう春の風である。快晴の山頂はすばらしい展望台で、目の前には黒姫外輪山と御巣鷹山、左に妙高、真っ白な火打、焼山と続き、高妻、乙妻山も手に取るように見える。明日登行予定の尾根や稜線、乙妻山北東斜面をじっくり観察する。

 先着組が山頂から北東斜面に滑り降りたのを見て食指が動いたが、翌日に備えて登って来た尾根を下ることにした。悪雪の狭い尾根を半分ほど下ったところでハプニング発生。田中さんの板がキックターンの際に外れて流れだした。表面がスカスカの雪のせいかストッパーだけでは止まらず、下の沢まで流れてしまう。回収に手間取ったが、おかげで尾根の西側斜面を滑る契機となった。

尾根の末端では登路を辿らず、佐渡山南コルからのトレースに合流した。登りの際も渡渉せずこちらのルートを採るべきだったと反省。MPP寸前で大橋まで下る。サクサク登って展望を楽しみ、ヘロヘロ滑った半日であった。

戸隠では中社の鳥居脇にある「うずら屋」で蕎麦とどぶろくを賞味。民宿に荷物を置いて、神告げ温泉「湯行館(ユニーク館)」でゆっくり温泉を楽しんだ。 

 西川、岡坂両氏が到着後はビーコンのサーチ機能確認会となった。

民宿「広安」は中社から歩いて2分の、きれいで安く好感がもてる宿である。夕食も翌朝のおにぎり朝食と弁当も満足できるものだった。地酒を勧められた際に一升瓶の値段が高かったので一合づつで頼んだが、旨かったので皆さんお代わりをしたので結果的には一升瓶ごと買えばよかった。

3/10(日)宿5:45=6:00大橋(1140m)6:20 >>7:00黒姫分岐(1280m)>> 7:40佐渡山南コル手前(1460m)8:00〜〜 8:20大橋8:50=信濃町IC=11:00帰京

 起床時は星空だったが風が生暖かい。予報は昼から崩れるとのことで午前中が勝負である。急用で帰京する岩崎さんと別れて大橋に向う。

今日はトップで到着。菅澤、岡坂、田中、加瀬、西川の順でスタート。黒姫分岐を左にとり、佐渡山南コルに向う。尾根の取付きでルートを右にとり、傾斜が急になったところで夏道からコルに続く狭い尾根に登り上げた。

 7:30過ぎからポツポツ落ちはじめ、コル方向の雲は厚く暗くなる。7:40に雨は止まないと判断し1460m地点で下山を決めた。下る準備中には雷まで鳴り始めた。後続のボーダー2人組も下山していった。

 悪雪で木が混んだ尾根を左右の斜面も使いながら下り、尾根の末端付近で登路とは反対側の西側に回りこみ登りトレースに合流。時間が早いので林道の雪は固く、あっという間に大橋に戻った。上空をわたる風の音が大きい。

 この日だけ参加された西川さん、岡坂さんには申し訳なかったが天候にはかなわない。このエリアの適期は1〜2月中かザラメ時期が良さそうだ。パウダーシーズンならば佐渡山だけでも楽しめると思う。

(菅澤 記)
             
黄砂に汚れた佐渡山
高妻・乙妻を背に/佐渡山山頂
頚城山塊/佐渡山から
GPSログ(By 田中(秀))

 


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