Last Update : 2013/05/31 戻る

本仁田山(奥多摩)

2013,1,27(日)快晴

メンバー:田中 健

多摩地方に雪が降ったのでささやかな雪山を楽しめると思って、奥多摩の本仁田山に出かける計画を立てた。本仁田山はYSD10周年記念の祝いの翌日、84年11月に登った山で、急登だけが印象的だ。急登も楽しみのうちだ。


(山頂下の分岐)

 奥多摩駅に745に着いた。山歩きの人が結構いた。奥多摩鉱業の方へは私一人だった。空気の冷たさはあるが、気にならない。取り付きに至るまでの林道で紙切れを拾い、見るとガイド本のコピーだった。それがまた面白く、ヴァリエーションルートである。コピーの部分を引用する。「『サス』が共通する二つの尾根5、平石山妙指尾根からゴンザス尾根 09年2月歩く」29ページ 上下2段組 どの本のコピーかと帰って、日本登山体系(白水社)を見るも奥多摩の尾根は書かれていない。どなたか知っていたら教えて戴きたい。奥多摩の山でも登り方では様々な難しそうなルートがありそうだ。

 取り付きから直ぐの所に乳首観音という神社がありお参りをする。急登が始まる。途中で雪が出て、急なのでアイゼンをつける。800mの尾根筋に出ると、いくらか緩やかになったが、雪が30cmくらいはあろうか。杉林を抜けると、陽射しがあり、眩しいくらいの景色になる。雪の深さや登りやすさから道を外したり、山道に戻ったりしながら登る。

 頂上近くなると、雪の深さは50cm以上あり柔らかい雪になり、春の雪山の感じである。頂上に着くと、誰もいない。大休止をしていると、一人逆コースからの人が登ってきて、休むので話をする。思ったより雪が多い、2月に八ツ岳に行く訓練との事。木々の細枝が少し赤くなっていて春らしい感じがする。登ってくる人がいる。

 鳩ノ巣に下る。雪が多いので、急なところは靴で滑り、滑らないところは走るように下ることができた。途中で雪が少なくなり、大根ノ山ノ神で大休止にして、スパッツをとる。陽射しが暑いくらいである。熊野神社を通り、鳩ノ巣駅に着いた。丁度よく電車が来て、立川駅に2時過ぎに着いた。雪山、急登ともに楽しむことができた。

[タイム]多摩センター557−立川駅625/39―奥多摩745/50−取り付き830−1050m950/1000−本仁田山山頂1040/1100−山ノ神1150/1205−鳩ノ巣駅1240/48

(田中(健)記)

 


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