Last Update : 2013/05/31 戻る

四阿山 2333m(信越)

2013,2,17(日)快晴

メンバー:田中 健

 根子岳は雪上車が登るようになったので、菅平から登れる四阿山を計画した。牧場の方から登ったことがあるが、大明神沢からは初めてである。スイス村の旧知のEさんのペンションに泊めてもらう。Eさんは四阿山の夏道は木が混んでるよ、と助言をしてくれた。

 17日は天気予報通り、快晴である。頼んでおいた朝食を早めに摂り、出発をする。

大明神沢を浅いところで渡るために牧場の1550m辺りで林道を離れる計画だったが、うっかりして林道を最後まで行ってしまった。北アルプス、北信の山々が真っ白い。大明神沢に出ると、深いので少し下る。登るところは木々の中、急で少し厄介であった。時間をとりすぎてしまう。

そこからはほぼ夏道だが、木々の混み具合を避け、適当に登る。尾根が広いので方向を定め、1917mp、小四阿2106mpを目標にする。幸い、視界は十分である。助言通り、樹林がスキーには少し込みすぎているようだ。1917mp辺りは平らになっていて、テントを張るには適所だ。そこを過ぎ尾根の上に出ると、牧場の広々とした尾根が見える。尾根は細尾根になり、南側に小さな雪庇が出ていて、そこに乗らないように歩く。そのピークが小四阿、2106mである。頂上にはまだ大分ある。

ピークを少し下ると、鞍部になり、休憩をした。大分疲れた。風の通り道で寒い。幸い頂上は見えているが、朝予想したよりも風が強く移動高の真ん中とはいえ無風快晴とは言えない。頂上まで1時間半、下りに1時間半とすると、1325のバス時刻に間に合いそうになく、残念ながら中退を決めた。

滑ることができそうな1950mまでシールで登り返し、シールを取る。雪質はいいが、木々が混み過ぎている。広い場所を選びながら小さなターンで下るも快適とは言い難い。途中で、スノーシューの3人組に出会い、「跡を使わせて貰った。」と言われる。1700m辺りは木がなくなると、斜度がなく滑らない。


(1600m付近)

沢の浅いところを探して渡ったが、沢が埋まりきっていないので再び厄介だった。沢を登ると牧場だ。さらに登ると、見渡すことができ、林道の真ん中辺だとわかる。牧場の中を横切り、林道に出た。沢を渡り林道までが40分かかった。バス停まで歩き、時間があり陽があるので物干しをした。山を見ると頂上方面が見える。天気は時刻が遅い方がおだやかになったのだろうか。久しぶりの山行を終えた。

[タイム]宿舎705◎−1610m大明神沢越815/20−1800m900/910−2000m鞍部1000/05○−1950mシールとる1010/20−1600m大明神沢手前1040−林道1120−ダボスバス停1210/1325

(田中(健)記)

 


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