Last Update : 2013/06/12 戻る

中央アルプス三ノ沢岳

2013年4月28日(日)

メンバー:L 菅澤、西川、岩崎

4月27日(土) 晴

 四月の定例山行だったが参加者は三名。岩崎さんの車で東京を午後出発し、駒ヶ根高原に着いた。今日の宿の民宿天山はしらび平へのバスの出発点の観光センターにも近く便はよい。

 今回は当初の計画は千畳敷から極楽平経由、三の沢岳往復後、宝剣岳東面、伊那前岳西峰南面だった。しかし私のビンディング・トラブルで予定を縮小し、三の沢岳への斜面を往復して千畳敷に戻った。また今年のGWは初めに大量の降雪があり白馬岳の雪崩など事故が多かった。

4月28日(日) 快晴

 駒ヶ根高原を7:12のバスに乗り、しらび平でロープウェイに乗り、千畳敷に上がった。よく晴れているが、昨日の降雪で山は純白、冬山の様相である。まず極楽平へ向かってシールで登る。下の固い雪の上に新雪が積もっているので表層雪崩に注意が必要そうだ。極楽平へは上部は急になり、雪も固い部分があり、菅澤さんはシールのまま平まで登ったが、岩崎さんと私は途中で靴アイゼンに替えた。

極楽平から稜線を少し宝剣岳方向へ歩いて三の沢岳への分岐の斜面の入り口でスキーを履いた。しかし、私のスキーは滑降する前に二、三回足を振り回しただけで、TLTビンディングのトー・ピースが簡単に外れてしまう。今回は三回目の山行でこれまではこんなことはなかったのに。これでは滑れないので私はここまでとし、菅澤さんと岩崎さんも三の沢岳までは行かず三の沢岳への斜面を滑ったところで引き返すことになった。

 私はそこで菅澤さんと岩崎さんが戻ってくるまで待ち、また合流して極楽平から千畳敷へ下山した。私はスキーを担いでアイゼンで下った。上部は急でつぼ足の後も大きくはなくかなり気を使った。ロープを使って登っているパーティもあった。千畳敷へ無事到着。伊那前岳の計画もパスして下山。こぶしの湯に入って帰京した。

 ビンディングは滑降モードの時に外れ、登りでは問題はなかった。家に帰ってからも試してみたが、簡単に外れるようなことはない。店に出しメーカーで調べたそうだが、異常はなく、おそらくは雪氷が付着して確実にセットできていなかったのではないかとのことである。

(西川 記)

[コースタイム]

4月28日(日) 千畳敷 8:50 -> 極楽平 9:50 -> 三の沢岳への分岐 -> 極楽平 11:00 ->千畳敷 12:00


(千畳敷で宝剣岳を背景)


 


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