Last Update : 2013/08/19 戻る

乗鞍岳 納会

2013年6月1日(土)〜2日(日)

メンバー:L.岩、梅原、岡坂、千葉、菅澤、西川、田中(秀)、加瀬、中村、岩崎、(菅沼)

6月に入ってからの納会だったが天候も安定し、残雪の乗鞍で一滑りが楽しめた。

乗鞍(富士見岳/標高2817m) 

2013年6月1日 晴時々曇

メンバー 田中秀、菅澤、加瀬、岩崎、岡坂、梅原(報告)  Aチーム6名

 皆自家用車に分乗して入山するなか、私のみ当日新宿7:00AMのあずさで出発。缶ビールを飲みながら悠々と。松本・新島々経由で乗鞍観光センター行きバスに接続。

乗鞍観光センター手前で、運転手はそこで接続されるバスの運転手に携帯で連絡をとる。乗客を漏れなく乗鞍スカイラインへのバスに乗車させる配慮である。既に同志会のメンバー全員が乗っているバスに慌ただしく乗換え、殆どロスなくスカイラインへと出発した。

 バスは肩の小屋下・約標高2,600mまで運行しているが、位ヶ原山荘で下車。道路を僅かに歩いてから沢状の所からシールを装着。岡坂氏はショートスキーなのでアイゼンで登高。いつの間にか上記の六名で固まっていた。既に午後1時、摩利支天辺りまで登る時間がなく、途中で引き返さなければならないこともあり、漠然と登っていくと、縦に延びている這松帯にコースは限定され、富士見岳へと導かれていった。雪の無いガレ場、標高差約30mをスキーを担いで登り山頂直下を横切る道路に出た。再び続く雪壁を田中・菅澤・加瀬の三氏は優れ物スキーアイゼンでグングン登っていった。私が買ったばかりのアイゼンの装着にやや手間取っている間に、登頂していた。それにしてもこんな急斜面を、スキーアイゼンで登るなんて恐ろしいことである。



 しばし山頂の展望を楽しんだ後、快適、とはいえあっけなく位ヶ原山荘に滑り下りた。30分程でやって来た最終バスで観光センターに。さらに車に分乗して、鈴蘭高原の宿・「ヒュッテほし」に到着した。風呂と食事と、何と言っても飲み放生ビールが素晴らしい!!そして我々のみの貸し切り。快適な一晩であった。添付写真にあるとおり、これだけの人数が一緒に宿泊するのは久しぶりで、夕食後の宴会で、会の運営・方向性に前向きな意見が多々ありました。

位ヶ原山荘12:45−14:10富士見岳14:25−15:00位ヶ原山荘

6月1日 曇り
メンバー:岩、千葉、中村、菅沼 Bチーム4名

先週急に膝の具合が悪くなり処方された痛み止めを服用しての参加で、飲み会だけの参加も考えたりしたが取り敢えず道具を車に積んで家を出た。現地集合に間に合うように自宅を早朝に出発し、乗鞍観光センター、登山バスのバス停に集合した。今は残雪が多く道路は全面開通しておらず、大雪渓までの運行だった。これを利用し位ケ原山荘へ登る。

 岩リーダーの指示で登頂班のAチームと病み上がりと新人の足慣らしのBチームに分かれて行動する。残雪の斜面を目の当たりにすると膝の痛さは忘れてしまうものだ。大雪渓からの下り口でシールを付け登り始める。足かけ3年ぶりのシール登高と膝の按配もあるので少し心配しながら行動する。当初大黒岳のコルを目指していたのだが、登り始めの地点が少し上だったのとそのまま登り気味に行動した関係でハイマツのブッシュに阻まれ行けなくなってしまった。そのまま雪渓を登り2600mのハイマツの所で行動を打ち切る。Aチームは富士見岳を目指して登って行くのが見える。

 軽く腹ごしらえ済ませた後、いよいよ3年ぶりの残雪スキーだ。登ったルートをそのまま滑り始める。3月のガーラではそこそこ滑れたのだが、ここ残雪の雪渓ではスキーがうまく回せず、回転する場所を選ばなければならないほどだった。とは言えすぐに登り口に滑り着いてしまった。3年振りの山スキーは登りワンピッチ、下り少々であっけなく終了した。位ヶ原山荘前はバスの出発直後のようでバス待ちの人がいない。バス停に荷物を置き、滑り降りてくるスキーヤーや山を見たりして時間をつぶした。バスの時間までにAチームのメンバーも全員無事降りてきた。

 大雪渓から降りてきたバスに乗り観光センターまで下る。部屋、食事、もちろん温泉も大満足だったが今時トイレが和式だったのが残念だった。

翌日は全員で剣が峰に登頂することになり、膝の具合が心配なので、僕一人だけ朝から帰京することにした。この判断は正解で帰宅後膝の具合が悪化してしまい、総会への出席や歩いての外出に大きな支障が出てしまった。8月になっても完治していない。


ヒュッテ 「ほし」にて

(菅沼 記)

 


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