Last Update : 2013/08/19 戻る

蓬峠 (上越)

2013年4月22日(月)小雪、曇り、晴れ

メンバー:田中 健

 駅から直接行くことができる蓬峠は都合がいい。天気は好天が期待されたが、トンネルを出ると、小雪が舞っていた。高気圧の進み方が遅いのだろうか。そのうち晴れてくるだろうと予想する。月曜なので土樽駅から帰りまで誰にも会わなかった。駅に靴やスキー袋を駅に置かせて貰う。

 どこまで歩くのだろうかと予想しながら歩く。周りの雪はここ数年では多いように思った。関越道の資材置き場の橋まで歩き、そこからスキーをつけた。いつもの通りだ。周りの木々は枝に雪が積もり白くなっていた。杉林の中で1箇所雪が切れ、板をとって歩いた。杉林を抜けると、スキーがもぐり、ラッセルの状況である。少し雪が重く、春の雪である。以前に蕗をとった沢などを通り過ぎる。なかなか進まない。天気が少しよくなり、西側の山々が見え始めた。沢の斜面に木々の雪がうす黄色に見えるので近づいてみると、マンサクの花に雪が積もったものだった。

 4月下旬なので沢左側の、南側の斜面からのデブリがありそうだったが今年はなかった。1000mの取り付き手前では沢を右岸に渡るのがルートだが、雪が切れていて渡ることができなかった。ここ数年はこのようなことが続く。高巻きするのは藪が混んでいるし、沢の近くは雪が崩れると危険であるが、慎重に沢の近くを進むことにした。思ったより雪が付いていて無事通過した。そこからは1000mの台地状の所を登る。ここまで2時間かかった。大休止にし、昼ご飯にした。天気はよくならず、また、小雪が舞ってきた。尾根に取り付き、少し上が見渡せる所まで行くと、尾根の雪が切れ、笹が出ているところがある。疲れたのと、先の雪がよくなければ厄介だと思い、そこまでとした。ここのところ稜線の大斜面まで登ったことはない。峠手前のジャンクションまで行った昔が遠くなった。 下りでは沢の近くを進んだところは藪の中を高巻きした。厄介だったが、安全性は高い。下りは滑らず、快適さはなく、時間もかった。駅に着く頃には再び晴れてきた。

タイム: 湯沢806/13小雪−土樽830/50◎−746m沢出合955/1000−台地1105/1120−取り付き上1085m1135/35−土樽駅125

(田中(健)記)

 


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