Last Update : 2013/12/27 戻る

富士山 (富士山周辺)

2013,5,4(土)晴れ

田中 健

5/3(金)

 今シーズンを締めくくる山行を富士山にした。家を出発。午前11時50分。午後4時着。東富士山荘のひげの小父さんに挨拶に行くと、山は、4月下旬に雪が溶けて、この寒さで凍り付いて8、9合より上は凍っている、と話した。私の力では、3000mくらいまでだろう、安全第一だと話す。

 明るいうちに夕食を食べる。薄暗くなってくると、真っ白い本峰が上の方まで見える。寒くなってきたので、雪は硬そうだ。

5/4(土)

 5:40に出発した。古御嶽神社脇の夏道をとる。見慣れた5合目の古びた小屋が南側に見えた。藪を漕いで、グズグズのザレの小さな沢を2本渡って小屋の沢に出る。そこから少し登ると雪が続いているので、スキーを付けた。

歩きの2人組が下りてきた。話を聞くと、8合目から上は雪が硬く、9合目からは、アイゼンを研いでこなかったから刺さりが悪かった、と話した。ひげの小父さんの話と重なる。

いくら登ってもなかなか進まない。沢の北側の、夏道のある尾根の岩を目印にする。雪は黒っぽくなっているところが硬く、白い合目ところがザラメに近い。3000mにはもう少しあるが、疲れたこと、雪が硬くなってきたことで下ることにした。600m弱は下ることができると考える。

スキーを付けると、トラバースも簡単だ。視界は十分にある。沢の真ん中辺まで出て、下る。4,5回ターンをして様子を見るが、雪が硬いので滑った後、雪の塊がザザッァと落ちていく。雪は一様ではなく色をよく見て判断する。

その後は4回ほど止まったが、最後のスキーだと考えて丁寧に滑る。残雪がちょうど指のように残っているところでどっちに入っていくか見極めていたが、一番左に入ってしまい、行き止まりで2本分の小さな尾根をスキーを外して歩く。もとの古小屋に続く雪に出て、少しばかり滑り、スキーを外した。20分だった。

いいスキーだったが、3000mまでは行きたかった。帰って、東富士山荘に下山を報告し終わりにした。

タイム:駐車場発540−2300mスキーを付ける650/55−2500m730/40雲が出る−2750m825/35−2900m905/30−2300m950−駐車場1030 駐車場発1130−家230

(田中 健 記)

 


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