Last Update : 2013/12/29 戻る

大源太山 1598m

2013年10月12日(土) 

メンバー:菅澤ほか2名 

7:15湯沢IC==旭原林道終点登山口(730m) 7:30―渡渉点―10:40大源太山(1598m)11:20―渡渉点―12:40登山口

10/13に予定している八海山に便乗し「上越のマッターホルン」といわれる大源太山に登った。

湯沢ICから17号を少し戻って大源太キャニオンに向い、旭原のバス停を過ぎた先で右に分岐する旭原林道に入る。分岐に立っている湯沢町の看板には「東洋のマッターホルン」と表示されていた。子連れのカモシカが林道の真ん中に立ってこちらを見ていた。体高50cmほどの子供はすぐ逃げたが母カモシカは5mまで近づいたところでようやく林の中に消えた。大源太川を渡ると林道は行き止まりとなり、車を10台くらいは停められそうな登山口に着いた。

準備をしていると雨が強く降り出し、雨具を着けての出発となる。大源太川右岸の林間を10分ほど歩いたところで左岸に渉ったが、地図にある丸木橋はなかった。右に「謙信ゆかりの道」を分けた先にロープの張られた渡渉点があり、これを飛び石つたいに右岸に渉ったところから尾根に続く急登が始まる。

雨はあがったが気温と湿度が異常に高く、大汗をかきながら登る。この日、東京は30度を超えていたそうだ。

樹林帯を抜けてもガスが濃く、上部は見えない。森林限界から上がガスの中で、下方は良く見える。紅葉は南側の対岸山腹に赤や黄がちらほらと見える程度だった。左の弥助沢側に切れ落ちる箇所がいくつかあって、笹で隠れた足元を確認しながら慎重に登った。ロープが張られた露岩帯を過ぎ、新しいクサリの架けられた緩いスラブを越えるとまもなく山頂に到着。好天なら万太郎から仙ノ倉方面まで見えるのだろうが、目の前の七ッ小屋山のピークも見えない。しばらく山頂にいたがガスは切れず、諦めて下山にかかる。こんな天候でも紅葉を期待してか4パーティが登ってきた。駐車場まであと少しのところで大降りとなり、雨具を着ける間もなくびしょぬれになってしまった。

歩行時間は短かいが渡渉、急登、ヤセ尾根、岩場と変化に富んだおもしろいルートだった。今度は天気の良い時に七ッ小屋山から国境稜線に出てシシゴヤの頭から「謙信ゆかりの道」を下る周回コースを歩いてみよう。

(菅澤 記)

 


山スキー同志会のホームページへ