Last Update : 2014/01/27 戻る

根子岳

山行日:2014年1月25日(土)〜26日(日)

参加者:L加瀬)、小森宮、岡坂、菅沼、蔵田、岩かえ、田中健、菅澤、田中秀、伊地知

当初の予定は1月25日夕刻に戸狩民宿集合、1月26日鍋倉山往復であったが、残念ながら26日は朝から宿舎前の道路が水浸しとなるほどの雨で、協議のうえ鍋倉山は残念ながら中止とした。我々はそのまま帰京する組と帰路に菅平に立寄る組と2手に分かれた。菅平に向かったのは田中秀・加瀬・菅澤・伊地知・岩かえ・田中健である。

朝、民宿の窓からは本降りの雨模様であった。前日の温井集落登山口の偵察の際に確認したのは、今年は異常な程の少雪であり、鍋倉山斜面は灌木が多く露出しており滑降が難しい事、さらに気温も高いため雪はかなり重いという事である。それに加えての雨であり、皆異論はなく中止と決まった。しかし、山スキーを諦めきれない我々6名は菅平の標高が高いので・・もしかしたらと一縷の望みをかけ、信州中野ICから国道409号須坂経由で菅平に向かった。

「雪だ!」という声で居眠りしていた私は目を覚ました。同時にすでに今回の山スキーを諦めてしまっていた私は民宿でテルモスに湯を入れなかったことを後悔した。車は奥ダボス第一トリプルチェアリフトに着いたつもりだったが実は焦って手前のダボス観光トリプルチェアリフトに着いてしまった。おかげでリフト2本乗り継ぐ羽目になった。皆やる気満々で車から降りると、さっそく山スキーの身支度を整え始めた。天候は乾いた小雪で視界は良好である。目指すは根子岳であるが地図付きGPSが3台、皆幾度となく山スキーをした山であるので全く不安はない。

奥ダボスリフトトップ登行開始10:25>>11:05避難小屋脇>>12:30根子岳山頂12:50〜13:40駐車場

リフトトップからは傾斜の緩い登りで、雪は湿乾雪の小雪といったところで積雪量は5〜20cmである。汗をかき始めたところで避難小屋脇に到着したが、小屋で休憩していたのであろうか6〜7名のテレマーカー板のグループと出会う。暫く登行を共にしたが、追い抜くことにした。そこからは先行トレースは無かったがラッセルは楽であり夏道を示す看板杭に沿って山頂を目指した。山頂付近の樹林内では常に傾斜の緩い右側に向かってルート取りをすることが根子岳のコツである。山頂到着後は風を避けて樹林の中で滑降の準備をした。毎度のことであるが早く滑りたいと強引に行動食を口に放り込み滑降開始となった。山頂の南斜面は新雪が程よく積っていて、途中に美味しそうなノートラックの斜面がありそのまま沢筋に沿って滑降したい欲望に駆られてしまうが、我慢して避難小屋方向に向けて滑った。避難小屋あたりからは傾斜もゆるくなり、あっという間に奥ダボススキー場に到着。車道にもしっかりと雪が付いていたのでそのまま駐車場まで滑走した。予定外の山スキーが堪能できて大変満足した定例山行となった。






(写真GPS提供 田中秀和、 文責 加瀬幸男)

 


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