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針ノ木岳(北ア・後立山南部、扇沢から柏原新道を経て針ノ木岳、針ノ木沢)

メンバー:田中 健

2013.8.22(日) 快晴

八王子駅発0:40、大町に5:10着、扇沢行きのバスは5:30で扇沢着6:00。取り付きのところに並ぶほど人がいて、届けを受け取り、助言をしている。

 柏原新道は昭和40年くらいにできたということ、安全に楽に登れるように造ってあると思った。小屋への登りにかかる前のところの木々が色づいていていた。種池山荘は大きな小屋で大勢の人が休んでいた。爺ヶ岳が目の前に大きい。あと2時間ほどなのでゆっくりと歩く。西側に剣岳が大きく見える。この稜線は2,300m辺りを小さなピークでつないでいて、安全なルートである。途中でクロマメの実を少し食べる。シラタマの実もある。さらに赤い木イチゴを3,4コ食べた。  岩小屋沢岳まで来ると、今日泊まる新越山荘の屋根が見える。新越山荘は小さな小屋だが、きれいである。12時40分着。翌日も天気はよいとの予報だ。翌朝の3時起き、暗い中での片付け、朝食準備を考えて荷物整理をして床に着いた。

8.23(月) 快晴のち曇り
 明るくなる5時過ぎの出発を予定したので3時起きにする。4時50分に小屋を出た。他の人のヘッ電の灯りが斜面を上がっていく。鳴沢岳まで30分。赤沢岳まで小屋から1時間半、赤沢岳を下り始めると、今まで見えていた鹿島槍などが見えなくなってき た。今度はスバリ岳への登りである。スバリ岳への道は岩稜である。

 針ノ木岳でも小休止とする。北アの中心の槍、黒部五郎などが見えることを期待していたら、南の方角に雲が出て来て、残念なことに広大な眺望がなくなった。蓮華岳が丸く大きい。

 針ノ木沢は峠から急な下りで、雪のない時はザレのようで細かなジグを切って山道が下っている。人が多いときは危険を感じる。大沢小屋は閉まっていた。ターミナルには12時25分についてバスに間に合った。大町温泉で湯に浸かり、疲れをとることができた。

[タイム]
 22日 扇沢6:00/15−取り付き6:30−種池山荘2,460m9:30/45−新越小屋12:40

 23日 小屋4:50−スバリ岳2,752m8:15/25−針ノ木岳2,820m9:05/15−針ノ木小屋2,536m9:50/10:00−林道12:15−扇沢12:30

(田中(健)記)

 


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