Last Update : 2014/03/05 戻る

光徳牧場から山王峠往復

平成26年2月1日 快晴

参加者:U(単独) 

 毎冬クロカンを光徳牧場と戦場ヶ原周辺で行っているグループに便乗して、山スキーを手軽にこなした。2月1日、単独で始発の東武快速に北千住で乗車するやいなや、人身事故で発車見合わせのアナウンスがあった。上野からJR利用に変えてもロスが多そうなので、車内待機した。結局70分待たされ出発した。その後は順調に進み、アストリア・ホテルに到着したのは11時頃であった。 

 身支度して11時40分出発。夏道に沿って樹林に入ったものの、このルートをとる人は少ないらしく、うっすらとしかトレースがなくラッセルがきつい。右手の奥鬼怒林道(山王林道)を見るとトレースがありそうなので進路を変えた。果して皆この林道を利用していた。大きく蛇行する個所は真ん中を串刺しにしている。俄然速度が上がって、山王峠への分岐(登山道入口)に到着。左に林間に入って僅かに登ると山王峠の小広場である。風も弱い絶好の天気なので、コンロを出してのんびり食事をしているパーティーもあった。 

 光徳牧場まで、殆どの人は(クロカン・スキーヤーが多いのだろう)林道を滑るようだが、傾斜が緩くて滑降出来る箇所は僅かしかなさそうなので、林間を滑ることにした。 

峠から夏道沿いに暗い林間に入った。樹林は密であるうえ、この日はとても温かくて、これ以上はないというぐらいスキーには不向きな雪であった。スキーが雪にはまり込んで自由が利かない。どう下ろうと必ず林道かクロカン・コースに出るのだから、登山道を離れ樹木の疎なコースを求めて滑っていくと、学習院の寮付近の林道に下りた。その林道と繋がっているクロカン・コースに入って、牧場へと下った。数頭の牛を牧場に見かけた。凍傷とか霜焼けにはならないのだろうか? 

光徳沼で友人達と合流し、林間の平坦なクロカン・コースで日没近くまで歩いた。彼等はアストリア・ホテルからレンタルのクロカン・スキーを装着。山スキーでついていくには大変な労力を要する。汗だくになって奮闘するも力尽き、何百メートルも離された。 

翌2月2日、午前中は曇天で一時小雨。重い山スキーは止めて、クロカン・スキーと靴を借り初体験。軽い!頼りないぐらいだ。合成皮革の靴の爪先を金具にはめ込む。少々コツが要るがそれ程難しくはない。まずは戦場ヶ原を目指し、短い下りで後ろのめりになり尻もち。靴が柔らかいので、崩れたバランスを立て直すのは難しい。踵が上がり膝も曲げやすいので、立ち上がるのは簡単。慣れてきて左右の蹴りのタイミングが合ってくると、平坦地では快適な速度になった。スキー板の幅が狭いので、横に対するバランスに気を付ける必要があり、エッジもないので、下りで曲がるときは足を踏み変えながら徐々に曲げていくしかない。

 道路を越えて戦場ヶ原に入った。湿原は立ち入り禁止なので木道の上を歩き、泉門池を往復した。広大な雪原の背景に男体山・太郎山など日光連山。迫力があった。積雪はあまり多くはなく、こんな天気が続いたら、木道の雪は消えてしまうのではなかろうか? 

 光徳牧場と戦場ヶ原は、クロカンとスノーシューで遊ぶ欧米人が非常に多かった。日本人より多かったのではないか?こんな雪原ではクロカン・スキーが圧倒的優位に立つ。2週間前にアキレス腱を痛めまったく走れなくても、着地の衝撃がないクロカン・スキーならば、多少は心拍数を上げる走行が出来たので、この2月に2度の大雪を経験して、クロカン・スキーの購入を真剣に考えている。 

 帰途は日光駅周辺でビール・ワイン等買い込み、下今市からステージアの個室を使って、メンバー一人の誕生日祝いを盛大に行った。 

 2月1日 アストリア・ホテル11:40−林道から山王峠への登山道入り口13:15−13:20山王峠13:40−光徳牧場14:20−14:40光徳沼 

(報告:U)




 


山スキー同志会のホームページへ