Last Update : 2014/03/25 戻る

東谷山 (その二)

2014年3月1日(土) 曇り

参加者:L:S  M:I、Th  計3名

3/1(土) 「宿場の湯」前除雪スペース(800m)8:45・・・・二居9:00>>9:30二居峠(1025m)9:40>>9:50鹿発見>>送電鉄塔下(1150m)>>10:50岳樺の巨木11:00>>11:30東谷山(1554m)11:55〜〜(北西斜面滑走)〜〜12:35国道(700m)12:45==12:50「宿場の湯」温泉休憩13:40==越後湯沢IC

予定していた黒姫、乙妻山は雪の状態が危険との現地情報で中止にした。代替で一週間前に味を占めた東谷山に二匹目の泥鰌を狙って行ってみたが狙いは外れた。

二居集落の道路の雪は全く無く、この一週間の暖気で解けてしまったようだ。二居峠の東屋は完全に姿を現わして先週より1mも積雪が減っている。先週はすべて雪の下であった笹薮が目立つ。

送電鉄塔まで少しのところで前方に赤茶色の物体が見えた。近づいてみるとそれは毛皮と骨だけになった小鹿の死骸であった。肉と内臓はきれいに食べられていて赤色が鮮やかだった。先週は雪の下だったのか、この数日のことかは不明だった。周囲には動物の足跡がいくつも残っていたが大きな跡は見当たらなかった。

Th氏が後日「NPO日本ツキノワグマ研究所」の専門家の方に照会したところ造詣深い回答をいただき、クマの可能性は低いとのことであった。でもその時はそれからしばらくの間は周囲に眼を凝らし、熊を警戒しながらの登りとなった。雪が減ったのでラッセルの無いのは楽で良いが滑りは期待できそうにない。

山頂に到着するのにあわせたようにガスが切れ始め、日白山の向こうに平標、仙ノ倉、万太郎が見え、左奥には谷川本峰も霞んで見えた。景色を楽しみながら滑る準備をする。

先週のような深雪は諦めていたがはたして北西斜面は柔らかい深雪はすべて解けてなくなり、硬く荒れた斜面になっていた。雪崩を警戒して近寄らなかった右手の沢芯はデブリで埋まっていた。

これも山スキーと割り切り、それなりに楽しみながら40分ほどで国道に下山した。今回はTh車一台だったのでデポ車はない。除雪壁から国道に降り立った時に貝掛温泉バス停をバスが発車したところだったが、運よくタクシーが来たのでなんなく「宿場の湯」に戻ることができた。温泉休憩して帰京。

(S 記)

 


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