Last Update : 2015/02/10 戻る

富士山麓・二ツ塚(二子山)


田中秀和(単独)

2015年2月9日 曇り後晴 

 2月8日、二つ玉低気圧が抜け、明日は冬型に戻るとの予報である。富士山麓も新雪が積もったのではと期待も膨らみ急遽出かけることにした。自宅から2時間程度で山スキーが出来る場所を物色中で、ここもその一つである。

 2月9日、6時半自宅を車で出る。7時半過ぎ、東富士五湖道路に入ったころから雲行きが怪しくなり籠坂トンネル付近では吹雪状態。須走もで降りると雪は小降りになり青空も時折見えた。

8時半、太郎坊トンネルの西側駐車スペースに車を停める。平日を選んだ理由の一つはここのスペースが狭いこである(5台程度か。トンネル東側にある閉鎖中の御殿場登山道入口付近を解放して戴きたいものである)。この日、先着は1台(下山時には東側を含め10台弱)。

 9時15分、太郎坊トンネル(1,280m)発、藪が少々うるさいが先行トレースを追う。新雪期待は裏切られそうだ。30分もしない内に低灌木帯を抜け富士山特有の背の低い疎林帯と無木立斜面が始まる。御殿場登山道の大石茶屋が砂防堰堤群の対岸に見える。ガスの晴れ間に純白の円錐形が二つ見え隠れする。

 10時50分、二合目相当の1,800m地点に達す。昨日までのシュプールでズタズタに荒れた雪面は新雪で隠されることもなく昨夜来の寒気で凍ってしまっている。宝永側の北東斜面を期待して妹山は割愛、兄山に向かう。

 11時10分、兄山着、意外と広い山頂は雪が飛ばされ岩石が露出していた。沼津方面は海岸線まで見えるが富士山側はこの高さから上はすっぽりガスの中である。

 11時30分、滑降開始。北斜面を滑ってみる。荒らされてはいないがクラストと吹き溜まりの交互斜面で滑りにくい。沢状になった1,800m付近からは視界も良くなり気楽に滑れた。と思う間もなく緩斜面となり、駐車スペース着11時55分。実質標高差は600m、平日の新雪狙いがお奨め。



ルート図はPG社提供を加工、赤線のトラックは昨日のものです。共に、破線表示は登り、実践が滑走ラインです。













 


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