平標山
<平標山・仙ノ倉山(ヤカイ沢ルート)山行報告> ◆期日:2015年3月20日(金)〜21日(土) ◆田中秀和(単独) 20日(金) 予想外に曇り空は上越国境の山まで繋がっていた。自宅発13:40、月夜野ICで下りたのが15:00、渋滞もなく順調に16:00、少し前には苗場・浅貝交差点左折先のホテルエフに着く。早過ぎるので日白・東谷の登山口辺りの積雪状況を見に行く。宿の人の話では、1月までは雪が多かったがその後の降雪は少なく雪解けも早いとの由。積雪量は貝掛温泉近くでガードレールの少し上位、日当たりが良い斜面は雪が繋がっていない。 ヒュッテ平標茶屋(登山口駐車場近く)は風呂が無く、ホテルの方に空きがあるのでこちらに泊まる。食事は質・量ともに◎だった。ネット情報では、三国小学校〜雪崩シェルター出口の路肩駐車が問題化していること、平標登山口の駐車場(有料500円)の除雪がされていないとされていたので駐車スペース確保の意味から宿をとった。 しかし、数日前に湯沢町は登山口駐車場の除雪を行い、30台分程度のスペースが造られていた。明朝はここに停めることにする。 21日(土) 快晴、微風の朝、気温は-2℃。5:45、朝食代わりのお握りを受け取り車を駐車場に移動。駐車場の先着は1台、準備を整え板を担いで歩き始める6:10。 別荘地内道路の除雪終端に6:25、板を履き再出発6:30。最近降雪が無いためか無数のシュプールが入り乱れた沢沿いを進み、c1230m点で休憩7:10〜7:15。河内沢から別れたヤカイ沢は広く、すり鉢状に広がった先に平標の稜線が輝き出した。後ろに苗場山の特徴ある山容が見えてくると傾斜と共に雪面も固くなりc1500mでクトーを付ける7:50〜8:05。 9:05稜線に上がるとハイ松やシャクナゲが顔を出し、割れが広がり始め少々登りにくい緩い尾根を辿り山頂着9:25。競るように登ってきた西ゼンに入るという30代位の2人組、シッケイ沢を下るといK氏と暫し談笑、9:35シールを付けたまま滑走し仙ノ倉山に向かう。前橋在住でこの地域に詳しいK氏のロスのない先導で仙ノ倉着10:20。直後に北尾根を登って来たギャルを交えた3人は東谷山まで抜けるとの由。 シッケイ沢ドロップポイントは視界不良時要注意である。山頂東面からは広く開かれた毛渡沢に入り易い故である。山頂より磁北基準15度東へ(北尾根に)200m以上進んだ地点が下降点となる。K氏を見送るため山頂発10:45、気持ちよさそうにシッケイ沢を落ちてゆくK氏を撮り山頂に逆戻りし11:05、平標手前の鞍部南側の陽溜まりで昼食休憩。11:40〜11:55。雪面はシャーベット状で滑りやすく、2〜3時間は陽に当たったであろう東面のシッケイ沢はさぞ快適であったろう・・・釣り逃した大魚?であった。 登って来た稜線上ヤカイ沢への下降点に12:15、植生、割れ目の多い斜面を暫く慎重に下り、c1650m付近からはようやく快適に滑れた。c1200m付近からは斜度もなくなり、滑るよりブッシュに捉まらないよう逃げまくる。12:40除雪道路終端着、板を外し歩き始める12:45、駐車場帰着は12:55、久しぶりにしっかり歩いた。 |
写真:田中(秀) ![]() ルート図(青:登り、赤:下り) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |