Last Update : 2015/04/12 戻る

トーミの頭 (黒斑山中退) 2320m


2015年3月12日(木)  曇り

メンバー:リーダー岡坂、菅沼  2名

車坂峠より往復

 岡坂さんお勧めの平日登山だ。2月に事故渋滞で中止した山行のリベンジだ。7時過ぎに浜松町を出発し渋滞も無く車坂峠に10時半過ぎに到着した。峠の先の左側に駐車場があり車を止める。車坂峠は1981年以来なので30年振りだ。隣の湯の丸には3回も行っているのだがやはりスキー向きの山ではないからか。先着車が2台おり横浜ナンバーのボルボで来ている単独行のお兄さんが出発の準備中で、蛇骨岳を往復するとのことでアイゼンを付けて先に出発した。僕らも準備を済ませ11時にスノーシューで出発する。

 峠のバス停から山に入るトレースがありそれに続く。未だ山頂は見えない。20センチ位新雪が積もっていて積雪は2メートル程度か。先行者のスノーシュートレールはすぐに引き返してしまい、アイゼンのつぼ足のトレールになってしまい、ステップが合わず登り辛い。今日は何人も入山していないようだ。車坂山の下りが少し急で新雪と相まってスノーシューのブレーキが利かずやたら滑ってしまう。鞍部からはほぼ夏道通りに目印の赤布がある。つぼ足トレールは混んだ樹林の中を登っており、枝をくぐり抜ける時枝に付いた雪が頭の上にバサッと落ち冷たい。


−アカゾレの頭への登り−右上が車坂峠

時々南面の広い斜面を登る時は上部が望め、黒斑山のガスがあがり上部が見えるようになる。アカゾレの頭がだいぶ近く見える。相変わらずの狭い樹間を抜けて登ると小ピークに着く。ここをトーミの頭とだと勘違いして続く稜線を登り黒斑山へ登るつもりだったが、一旦下ったコルから登り返しをしたコブがトーミの頭だと後で気が付いた。浅間山側は急斜面で信州側は濃い樹林帯になっている。


−アカゾレの頭から− トーミの頭と浅間山

アイゼンの2人が急斜面のルートをトーミの頭へ登るのが見える。僕らはスノーシューのまま急なルートを登る。帰りはスノーシューではいやそうな所だ。トーミの頭は見た目より近くすぐに登れた。ここからは僕らと横浜の人との3人で黒斑山を目指す。ルートは左側の樹林帯の中でトレースも無くラッセルしながら登るようなので少し登った所で中止にし、トーミの頭まで戻り休憩をとる。もう一人もすぐに引き返してきた。僕の靴が夏のハイキング用なので足が寒い。一応ゴアテックスなんだけど雪山には通用しないようだ。

 ここからはアイゼンを付けて下山する。雪が柔らかいのでアイゼンでも下りにくいのだが左側が切れ落ちているので慎重に下る。アカゾレの頭で岡坂さんはスノーシューに履き替え菅沼はアイゼンのまま下る。ここにドームの退避小屋があるのだが、上りでも下りでも直接確認できなかった。アイゼンは外しても大丈夫そうだがスノーシューは履きたくないのでこのまま下る。下りでも混んだ木の枝には悩まされた。車坂山への登り返しは思ったより急で、上りの時は苦労した 筈だ。後は車坂峠まで緩くなった斜面を下った。駐車場には車が無く僕らが最後だったようだ。帰りの渋滞も無く順調に荻窪駅に帰り着いた。

タイム:車坂峠10時55分⇒車坂山11時30分⇒アカゾレの頭12時40分⇒トーミの頭13時05分/25分⇒アカゾレの頭14時⇒車坂峠15分 (往復5.1キロ、約4時間)

駐車場には車が無く僕らが最後だったようだ。帰りの渋滞も無く順調に荻窪駅に帰り着いた。

(記 菅沼 博)

ルート図

 


山スキー同志会のホームページへ