Last Update : 2015/05/06 戻る

銀杏峰 (げなんぽ)(福井県)

2015年 2月 28日(土) 晴れ、曇り、霧

メンバー:武部(単独)

宝慶寺の通りから分岐するところから除雪されていないので、ここが出発点だ。すでに先行トレースがあるのでどんどん林道を進む。キャンプ場から夏道に沿ってツボ足のトレースがあるのと、そのまま林道を進むスキーのトレースがある。夏道沿いに登る。途中、再び尾根を登るツボ足のトレースと、スキーのトレースに分かれる。夏道と思われるスキーのトレースを進むと、林道に出た。(600m)確かに夏道のルートだが、初めのスキーのトレースは、だれもここから登っていないので、逆にここから夏道を降りたことがわかった。自分はここから斜めに先程のツボ足のトレースのある方向に登る。(帰りはここに滑って降りた。)

途中、仁王の松の看板を確認して登る。他にも看板がかかっている松の木はあるはずだが、見落とす。最初は大日方面(石川県側)が見えていたが、かすんでいるので気になる。1200m付近でクトーを付ける。山頂方面が見えるようになると、大日方面はもう全く見えない。だんだん暗くなってきた。もうすぐ雲の中になる。山頂まで天気がもたないことが確実になってきた。1400m付近からはクラストした斜面で、クトーを付けたまま登る。登るときに山頂に見えたところまで来ると、もうあまり視界はない。ここからは平らで、これ以上視界が悪くなると山頂からは帰れない気がしたのでここで帰ることにする。

アイゼンで、数十m下る。スキーに履き替えていると、つかのま晴れになった。でもすぐに視界が悪くなる。スキーのトレースは谷に入っているが、自分は来たルートを下る。細い尾根で、右は雪庇、左はアイスバーンでわずかに狭い領域に雪がある。なんとか雪庇に注意して難所を滑る。1150m付近からの急斜面は、快適であったが、それもつかの間。雪質がいろいろ変わり、木も多くなりなかなか大変。登りトレースを見失わない程度にルートをとりながら滑る。あっというまに林道に到着。ここから夏道に入り、木が多い中最後の滑りを楽しむ。

[タイム] 除雪終了点(キャンプ場入り口)(400m) 8:45―――仁王の松(830m)10:00 ―――肩(1150m)11:00/10―――銀杏峰(1480m・・・高度計) 12:10/40 ――アイゼン―滑走点(1440m)12:45/55――― コル13:10――― 林道(600m)14:15/25―――  除雪終了点14:40 



<写真左:ガスの銀杏峰、写真右:ガスが晴れた銀杏峰>

 


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