Last Update : 2015/05/06 戻る

猫岳、輝山(てらしやま)

2015年3月14日(土)〜15日(日)

L:FUK M:加瀬、会員外の大阪組・YOS、YANA夫妻(大津岳士会)、菅澤 計6名

3/13 20:00光が丘→23:30塩尻北IC近くの「信州健康ランド」で仮眠。

3/14 猫岳 曇り

6:30合流→7:00久手牧場入口除雪スペース>>夫婦松(1970m)>>11:45大崩山下の林道(2350m)12:00〜〜13:30久手牧場入口

安房峠道路の平湯IC出口先にある平湯温泉スキー場の駐車場で大阪組の3名と合流後、平湯トンネルを過ぎた左手の久手牧場看板付近の除雪スペースに駐車。

今日は猫岳からR158に向かってのびている尾根のうち、第三尾根を辿る。牧場の中を適当に登り、最初の急斜面でクトーを付ける。牧場を過ぎるあたりから狭い尾根状となり、まもなく樹林帯に入る。尾根をはずさないように登っていくと開けた夫婦松駐車場に出て一休み。ここからは追いついてきた関西蛍雪山岳会の5名パーティーと前後しながら乗鞍スカイラインをかすめるように樹林帯をラッセル。樹間が狭く、少しでも広いところを進むのでトレースが曲がりくねり、下りの滑りが心配になる。

2280m地点でスカイラインに出た。大阪組はここから下るとのこと。YSDの3名と5名パーティーで直線状に延びているスカイラインをすね程度のラッセル。2350m付近から左上に大崩山、正面には猫岳北斜面が見えてきた。山頂までの標高差と時間も考えて、リーダーからハイクアップ終了の宣言。5名パーティーもここまでのようだ。

トレースをそのまま滑り、樹林帯に突入。交差するスカイラインはショートカットし、樹林の中は曲がりくねったトレースを滑ったが「ただ下った」というだけだ。雪が柔らかいからまだ助かったが、硬かったらMPP間違いなしである。

夫婦松から少し下った右手に魅力的な斜面が沢に続いていたが、沢の先がどうなっているか不明なので自重した。

牧場に出てからは無立木斜面で鬱憤を晴らせた。

宿に戻り、鉄分の多い温泉に浸かりビールで乾杯。今日の宿「旅荘つゆくさ」のご主人お勧めの地酒も旨かった。

明日予定の四ツ岳は前回の経験から行動時間が長いので却下され、輝山南尾根往復と決定。

3/15 輝山 快晴

駐車地点8:30>>尾根末端取付(1430m)8:45>>11:00南尾根1920m地点11:20〜〜南尾根〜〜尾根末端取付〜〜11:45駐車地点

天気予報は大きく外れ、快晴無風の好天となった。平湯トンネルの飛騨側出口に車を停め、右手に戻るかたちで平湯峠に向かう乗鞍スカイラインの林道をシールで歩き出す。鼻歌まじりのスノーハイキングだが暑い。

700mほど進んだ取り付きの尾根末端に着くと、昨日の5名パーティーがこちらに向かってきた。間違って平湯峠まで行ってしまったとのこと。

先行トレースに従いヤブの急斜面を登りあげると開けた伐採地に出た。送電鉄塔から上部の南東斜面はよだれの出そうなバーンが続いていた。ただ雪はモナカっぽい。

1900mあたりから左手に大きな南西向き斜面が見えてきた。ボーダーが4名、登り返しながら楽しんでいる。聞いてみると下部は狭くて降りられないとのことで、ここを降るのは諦めた。標高1920m地点から山頂方向は右側が樹林の狭い尾根が続いていて、滑りは楽しめそうもない。前回のリベンジをすると山頂に向かう大阪組とは別行動として、ここでハイクアップ終了。

硬い斜面を少し下った1850mから南斜面のオープンバーンに飛び込む。雪は重いがモナカはなくなり、あっという間に取り付きまで滑り降りた。標高差400mほどの斜面だったが、厳冬期のパウダーを期待できそうだ。半日コースとして楽しめるルートだと思う。輝山にはまた来てみたい。

教訓:駐車位置には注意!

菅澤記

 


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