Last Update : 2015/10/10 戻る

西吾妻山 天元台から往復

平成27年8月27日 天気:曇

梅原秀一(単独)

 始発の新幹線で出発。8月下旬以降全国的な悪天候で、この日も福島駅ではかなりの雨模様であったが、米沢で下車すると曇りだった。余分な荷物をコインロッカーに預けて、9時発白布温泉行きバスに乗った。(土日休日ならば11時までバスはない)

 ロープウェイ山麓駅は濃い霧の中だった。それでも、駅係員の「スキー場の上部はこんな濃霧ではない」の一言が、気持ちが萎えてくるのを食い止めてくれた。

 ロープウェイを降りると更なる濃霧で、その音をたよりにリフト乗り場に下った。霧が衣服を濡らすので、雨具の上着を着てリフトに乗った。先程の係員の言葉通り、3本目・最後のリフトでは、次第に霧が薄くなった。

 リフト終点・北望台で雨具を脱いで10:55AMに出発。大小の石で埋まった登山道に、吾妻連峰に来たことを実感した。かもしか展望台を過ぎると木道が始まり、エゾオヤマリンドウ(写真)の群生もあり、一層吾妻連峰らしくなるが、見晴らしが効かないのが残念だ。梵天岩では更なる濃霧となり、西吾妻山への方角が分かりにくい。かつてこの辺りで吹雪かれ戸惑ったことがある。

 西吾妻山へと僅かに下ると、泥沼状登山道になり、折悪しく、五十名程度の、足腰の怪しげな方も何人かいる団体とすれ違った。団体は20名程度をMaxにして欲しい。

 西吾妻山は吾妻連峰最高峰にしては淋しい。山頂の表示が無ければ、気づかず通過してしまうだろう。ここではまったく時間を費やさずに、往路を引き返した。

 リフトを使い天元台に下り、ロッジで芋煮と生ビール。客は私一人だけ。芳しくない天気の平日のとはいえ夏山シーズン。山スキーのバブポートであるこのスキー場には頑張ってもらわないと。

[タイム]

 天元台リフト最上部北望台10:55-カモシカ展望台11:10-梵天岩11:45-西吾妻山12:10-梵天岩12:30-北望台13:10




記:梅原

 


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