Last Update : 2015/10/16 戻る

権現岳、鉾岳 (新潟県)

年月日:2015 10/3(土)

メンバー:武部

天候:晴れ

権現岳登山口の駐車場には3台しか止められないが、1台も止まっていなかった。この日、鉾岳山頂付近でヘビに合ったぐらいで、山ではだれにも合わなかった。ロープがたくさんあるが、コケで緑色になっているくらいで、あまり人は登らない感じだ。足場があまりなく、ロープを頼っての腕力登攀も多々あり、一般的なルートとはあまり言えない。胎内洞手前までで、たくさんのロープにビックリする。胎内洞は文字通りうす暗い洞の中を通る。その出口手前は、大きな外傾した岩をトラバースする感じで越えるが、スタンスが滑るのでロープはあるがかなり難しかった。右ひざで岩にちょっと乗ってしまい、そのときにアザを作ってなんとか越える。これでもうロープは無いだろうと思ったが、まだまだロープが出てくるので大変だ。白山宮までくるともう権現はすぐそこだ。権現からトッケ峰の間で、ロープの固定が倒木になっているところがあり、その倒木を含めてこのコース中に3,4回頭をぶつけ、実にまいった。このコースはヘルメットが必需品だ。トッケ峰は展望がなく、手前で休んでおいてよかった。火打、焼け岳の展望は実によい。鉾ケ岳からは朝日、雪倉、白馬〜鹿島槍まで見えてよかった。


《海谷と左奥から、鹿島槍、五竜、唐松、白馬三山》

大沢岳を経て、金冠に登るが、その手前は非常に痩せているところがあり、緊張する。金冠からの下りはずっとロープがかかり、急で足場がほとんどないので、岩につっぱりながら腕力で下る感じだ。もたもたしていると腕力を使い果たすので、早く下る必要があり緊張する。やっとロープが無くなったかと思ったが、またロープが出てくる。稜線から外れるところまでくると一安心。4時のバスに乗るので、あまり休んでもいられないが、これでロープで急登を下るのはなくなった。登山口まで降り、休憩しているとバスに乗り遅れる可能性がでてきた。途中で近道を見つけ、舗装道路から土道に入る。そこを下って舗装道路に出てさてどう行くのかわからず、通りかかったバイクの人に「県道は右ですか」と尋ねたところ、バイクに乗せてもらうことになった。県道まで歩けば40〜50分はかかるところであったので、実に助かった。その人は昔、権現にも鉾にも行ったことのある人で、私が権現から鉾を縦走して、鉾から下山したと知って、ビックリしていた。そんな訳で、その人にもう1回バイクに乗せてもらい、県道から柵(ませ)口登山口までも乗せてもらった。実に助かった。御蔭さんで、4時には登山口に着いた。

[タイム]

 P 権現岳登山口(柵(ませ)口)7:00―――600m白滝展望台 7:20/25―――胎内洞手前810m 8:05/15―――白山宮8:50/9:00―――1100m 権現岳 9:30/40―――1200m稜線上 10:20/35―――トッケ峰 11:05/15―――鉾ケ岳 12:10/40―――金冠1190m 13:10/15―――稜線から外れる1000m 13:45/55―――610m 溝尾、島道鉱泉分岐 14:40/45―――400m 車道(溝尾登山口)15:00/10 車道分岐後、近道で右に曲がり土道(車は通れる)を下り、舗装道路に出たところでバイクに乗せてもらう―――県道に出るところで、一旦バイクを降りる―――途中で再度バイクに乗せてもらう―――P 権現岳登山口(柵(ませ)口)16:00


《写真:右から、焼岳、火打、妙高》


《写真:左は鉾岳、右のピークは金冠》

記:武部

 


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