Last Update : 2015/10/16 戻る

薬師岳、黒部五郎岳

2015 9/21(月)〜23(水) 武部

9月21日 曇り、霧

 折立の駐車場が満杯で、1km位ずっと車が並んでいる。どうしようと思いつつ、とにかくザックを登山口に置こうと思い、登山口まで行く。案内の人がいて、空き地に案内され車を駐車する。

 ザックが重く、ゆっくり登る。三角点からはすぐに休んでしまう。まだ曇りで休んでいると寒い感じで、気温的には助かる。太郎平小屋方面は始め雲の中であったが、少し見えるようになってきた。薬師峠キャンプ場はテントでいっぱいで、なんとか平らなテントを張るスペースを見つけて、そこに張る。

[タイム]
 P 折立9:05―――1870m三角点11:00/12―――2196m五光岩ベンチ12:50/13:05―――太郎平小屋14:10/20―――薬師峠キャンプ場14:40

9月22日 晴れ、霧、曇り

 木道は霜で滑りやすくなっており、慎重に歩く。また、昨日の疲れもあり、ほとんど空身なのにそれほどペースは上がらない。天気はよく、展望もいい。ついつい、写真を撮ってしまうので、ますますペースは上がらない。薬師、後立、水晶岳、鷲羽、黒部五郎、槍穂、笠、乗鞍、御岳とたくさん見える。特に後立は、薬師と赤牛岳の隙間から見えるので歩くに従い、見える山が変わる。黒部五郎からは、剣、立山も見え、白馬からの後立も見えた。槍穂もよく見えてすばらしい。30分位しか黒部五郎の山頂にいられないのは、もったいないが、こんなに見えてラッキーだと感謝する。黒部五郎から下りきると、後は疲れて休み休み歩く。赤木岳に着くころから雲の中になり、今日は天場に着く前に夕立ちになるかもしれないと覚悟する。北ノ俣岳周辺では暗く、風もあり雷が鳴らないことを願うのみ。いつ雨になっても不思議ではない感じだ。それが、北ノ俣岳から15分も歩かないうちに、雲が薄くなり山が見えるようになった。助かった。まだまだ先は長く、下りきって太郎山のコルに着いたのはもう16時。なんとか17時前にキャンプ場に到着。

[タイム]
薬師峠キャンプ場5:05―――太郎平小屋5:30/40―――北ノ俣岳7:25/30―――赤木岳8:20―――中俣乗越(赤木沢のコル)9:00―――黒部五郎岳10:50/11:25―――中俣乗越(赤木沢のコル)13:00/10 ――――赤木岳13:55/14:00(霧)――――北ノ俣岳14:40/14:50(霧) ――――太郎山のコル16:00/05(曇り) ――――薬師峠キャンプ場16:55


《槍穂》


《薬師、奥左:剣、奥右:立山》

9月23日 晴れ、霧、曇り

 樹林帯を抜けると、寒風がかなり強く厳冬期用の帽子と軍手をする。風が無い期間があり、すると急に暑くなる。薬師手前のピークからは、昨日歩いた太郎平小屋〜黒部五郎岳、槍穂、笠、水晶岳が良く見えて、しばし休憩。薬師岳からはさきほどのピークからは見えなかった富士山が見えた。(写真を撮ってもらった人に教えてもらった)剣、立山、白馬〜後立がよく見える。寒風がすごいので他の人はすぐに帰る中、30分以上も展望を楽しむ。

 帰りは再び、薬師手前のピークで休憩。ここの方が風は弱い。薬師峠キャンプ場に着くと、テントを乾かしながら、余った食糧ではるさめスープ、抹茶葛湯を食べる。そうこうしているうちに霧が迫ってくる。帰りは、太郎平小屋へ行く途中一瞬ガスが晴れた。それが水晶岳、鷲羽岳、黒部五郎岳、薬師岳を見る最後であった。いいときに来た感じだ。五光岩ベンチまでは休まずに歩けたが、そこからは休み休み歩く。

[タイム]
薬師峠キャンプ場5:05―――薬師平ベンチ5:40/50―――薬師山荘6:30―――薬師手前のP7:10/15―――薬師岳7:30/8:10―――薬師手前のP8:30/9:00―――薬師平ベンチ10:00―――薬師峠キャンプ場10:30/11:50―――太郎平小屋12:15 ――――2196m五光岩ベンチ12:50/13:00 ――――1870m三角点14:15/30 ――――折立15:50


《薬師山頂、左:水晶岳、真中奥:槍》

記:武部

 


山スキー同志会のホームページへ