Last Update : 2015/10/18 戻る

鳥甲山 (ムジナ平登山口から時計回り周回)

メンバー:田中秀和 単独

2015年10月20日(火)〜21日(水)

10/20
 明日は好天が期待できると用事を午前中に片付け出掛ける。急なので地元の民宿は3軒断られた。ムジナ平の登山口にはトイレもないことから車中泊は“よさの里”のオートキャンプ場とし、温泉にも入れたが露天は少々温く長湯になってしまった(2,000円)。

 自宅 13:00 =車(圏央道・関越道経由 241km)= 16:30 のよさの里・キャンプ<泊>

 4時半起床、満点の星空、無風、気温は10℃弱か、キャンプ場炊事場で味噌汁を作り朝食。明けかけた谷間の405号線を走り切明温泉で向きを変え、秋山林道に入り登山口まで約20分。雑魚川林道に少し入った右側にある駐車場のスペースは30台弱か、先行車なし、入山ポスト脇に水場が造られていた。

 6時15分、ほぼ予定通り出発。道はジグを切ることなく直登気味についており直ぐに急登が始まる。30分もすると岩の露出した痩せ尾根に取り付くことになる。7時15分、丁度1時間で尾根上に出ると切明温泉の建物、登山口に停めた自分の車が見える。東は苗場山が大きく、南〜西は志賀高原、北は鳥甲山のカルデラ壁の赤ーノ頭から屋敷山、そしてカルデラ底は散りかけた紅葉の谷間である。

 少し進むと最初の鎖場である万物岩が現れる。岩質は脆く鎖の付け替えが頻繁に行われているようだ。以降ちょっとした岩稜歩きの雰囲気で進む。天気は良いし風は穏やか気持ちが良い。しかし要注意!草木に覆われているが道の右端は突然の絶壁となっている。水代わりにと取りだしたリンゴ、置き所が悪かったのかあっという間に転がって小灌木の茂みの中を何時までも落ちてゆく。ニュートンを恨む。

 8時半、白ーノ頭着、苗場山の特徴的なテーブル形状が面白い。ここから一旦下りカミソリ岩の凸凹を歩かされる。木が生えていて身を宙に投げ出すような怖さはないが、相変わらず何時崩れてもおかしくない場所を歩くのは気が疲れる。ここを越すと道は穏やかな斜面となる。

 9時50分、鳥甲山山頂着。西に火打〜妙高、薄く北アは白馬周辺、南に岩菅・横手と志賀高原の山々、そして佐武流山から苗場山とパノラマが続く。ここで昼食休憩。ポットのお湯でココア、これが美味かった。

 10時15分、同じルートを登って来た男1人と入れ替わりで出発。暫くすると屋敷口から登って来た1人と出会う。これが今日の全入山者だった。頂上からは赤ーノ頭そして1675mPまでなだらかな下りが続く。しかしその先は嫌と言うほどの下りが続く。まず220m下って屋敷山の鞍部、そこから屋敷登山口までは一気に580mも下る。展望も途絶え、紅葉の進み具合の変化だけが慰めになる。

 c1,000m位まで下ると突然大きなコンクリート構造物が現れた。これが3基(段)続く。雪崩防止用とされているが効果のほどはどうなのだろうか。工事用通路だったところを歩かされているようで石の多い勾配のない曲がりくねった道が暫く続き漸く秋山林道に出た。

 さてここから1時間強、平日だが紅葉見物の車が結構通過する林道歩きが続く。対岸の秋山郷の風景を撮りながらあることに気付く。秋山林道からは鳥甲山の山容は撮れない。帰路の対岸にある405号線からは逆光となる。1時間ほど出発を後らせて宿泊地から撮るしかなかったのか!残念、次の機会に苗場山を秋山郷から登って撮ることにしよう。

 キャンプ場 5:45 → 6:05 ムジナ平登山口・駐車場(1,020m) 6:15 >> 8:30 白ーノ頭(1,944m) 8:45 >> 9:50 鳥甲山(2,038m) 10:15 >> 10:40 赤ーノ頭(1,840m) >> 11:30 屋敷山鞍部(1,453m)11:40 >> 12:45 屋敷登山口(870m) >> 13:55 ムジナ平登山口・駐車場 14:20=車=19:00 自宅 



















記&写真:田中(秀)

 


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