Last Update : 2015/11/24 戻る

剣山&石鎚山(四国 山とうどんの旅)

L岡坂、田中秀和、小森宮(記)敬称略

11/07 新横浜を岡坂さんの車で出発し夕方には琴平の岡坂さんの家に到着した。

早速近くのうどんの名店『むさし』で本場讃岐のうどんデビュー。

私はカレーうどんを食べたが思いの外スパイシーなカレーが『もちもちうどん』との相性も良くカレーと出汁のコラボのおいしさが絶品。ごちそうさま。

夜半に日本海を東進する低気圧から伸びた寒冷前線の通過で激しい雨になった。

11/08 曇り時々小雨 前線通過の影響が残りはっきりしない天気。

雨に濡れた山道は危ないという事で、本日は岡坂さんの案内で史跡めぐりとなる。

平安時代がその始まりという日本一の溜池『満濃池』や、豊稔池ダムを巡る。豊稔池ダムは、香川県観音寺市にある現存する日本最古の石積式マルチプルアーチダム。という事で土木工学が専門の田中さんが目を輝かせる。

昼食は、まんのう町の『長田うどん』でもちもちの釜揚げうどんを食す。

昼過ぎは金毘羅詣で。足慣らしも兼ね金刀比羅宮奥社まで1400段程の階段を30分ひたすら登った。

帰りは金毘羅歌舞伎の舞台見学やら、銘酒『金陵』の蔵元を訪ねる。

11/09 曇り時々小雨 本日も前線通過後の影響が残っているのか、はっきりしない天気。

小雨の中、20km程車で走った所に在る岡坂best5のトップ。名店『谷川米穀店』に向かう。11:30に着いて列に並ぶと程なく本日ここまでの看板が列の最後に出され滑り込みセーフ。丼に湯切りしたうどんを盛り、青ねぎと青唐辛子の醤油漬け少々を乗せ、さっと醤油を回しかけただけのうどんがやたらうまい。思わず小盛りを3杯食べてしまう。

11/10 四国 剣山 山行記録 曇り時々晴れ

 L岡坂 田中秀和 小森宮

日本百名山の一つ、剣山は穏やかな山容の優しい草地が特徴的な山だった。

なんとか天気も回復傾向となり、車で琴平から山越えで徳島県へ。

吉野川を渡り、貞光川沿いの山間の道に入ると剣山登山口への道は、途中ひたすら狭く待避場所を使わないと、すれ違いも出来ないような道が続く。

途中の集落も急傾斜の山の斜面に貼り付くような具合で、田中さんが『これじゃ東洋のマチュピチュだね』と言うのも納得。ワインディングロードで私は少々車酔いになってしまった。車で北西側の登山口、見ノ越に到着。

見ノ越 1400m 08:45→ロープウェイ西島駅 1750m 09:20/09:25→大劔神社(夫婦岩)09:45/09:50→山頂に近づくとミヤマクマザサの草原保護のため、ロープが張られ木道が敷かれている。

剣山山頂 1995m 10:05/10:10

山頂から南西側に伸びる尾根をたどり次郎笈(じろうぎゅう)に向かう。次郎笈峠 1777m を経由し次郎笈山頂 1930m 10:45/10:50 振り返ると剣山山頂辺りの草原が見事だ。

往路を戻り、11:20 途中の1807m分岐から山頂を巻く道を経由して下る。下り始めると、じきに曇り始めてしまう。

11:25 夫婦岩を下から見上げる道で赤い花が沢山咲いている木があると見えたのはマユミの木で、桃色の皮が割れて赤い実が顔をのぞかせているという事を後から知った。

→西島駅 11:45/11:55→見ノ越 12:15着

帰りは香川県三豊市にある『たからだの里 環の湯』でのんびり湯に浸かってから戻る。





11/11 四国 石鎚山(成就社コース) 山行記録 晴れ時々曇り

 L岡坂 田中秀和 小森宮

日本百名山の一つ石槌山は前日の剣山とは対照的に、険しい岩場が特徴的な男性的な山だった。

四国も最終日。ようやく天気も回復し琴平から車で西へ。

高速道路も使いながら愛媛県西条市の石鎚山登山口へ向かう。

ロープウェイ脇 駐車場着 08:00

石鎚登山ロープウェイ山麓駅 08:40 始発に乗車し8分ほどで頂上駅着。08:55 出発

石鎚神社中宮成就社では田中さんに倣い無事を祈念。

09:10 成就社を出発。成就社から八丁坂を1kmほど下った所からは、木の階段の登りが延々と続く。前社ヶ森(1592m)の岩峰にかかる「試しの鎖」(74m)は岩 が逆層の上に、雨に濡れていて所々鉄のアブミに足を通しながら慎重に登る。

後日、4つある鎖場の内でここが最も急勾配で長いという事を知り、知らずに登って良かった。

前社ヶ森(1592m)10:10

夜明かし峠 この辺りで妙に生ぬるい風が吹き抜けていてガスが盛んに湧いている。

弥山までの3つの鎖場は迂回路もあるが

「一の鎖」(33m)と「二の 鎖」(65m)を登り「三の鎖」(67m)は『工事中通行止』の標示がありパス。私はほっとするが、田中さんの非常に残念そうな顔。

「三の鎖」下部を出発し迂回路から登る。11:10

ガスで山が見え隠れしていた天気も、山頂手前ですっきりと晴れ渡る。

石鎚神社山頂社がある山頂の一つ、弥山に到着 11:15 標高1974m

ここから短い鎖場を下ってもう一つの山頂、天狗岳に向かう。

弥山からの稜線左側はオーバーハングのスッパリと切れ落ちた岩壁でこういう所が苦手な私はこわごわ登る事に。

天狗岳 標高1982m 四方が晴れ渡り絶景。11:35/11:40

下りは鎖場は迂回路を下る。下り始めると、すぐにガスに巻かれて辺りの展望が無くなってしまう。

急な個所は手摺りの付いた鉄製のりっぱな階段が続く。

12:20 夜明かし峠

夜明かし峠まで下ってくる間にどんどんガスが上がってきて山頂が見え隠れしている。

12:30 前社ヶ森下 試しの鎖下部。

ガスの中で周りの赤や黄色の紅葉が目に染みる。

ロープウェイ駅到着 
13:45→14:00 発の下りロープウェイに乗車。振り返ると山は雲の中に見え隠れしていた。

14:20 頃、車で出発。琴平まで車で帰り、再び『環の湯』で体をのばし帰る。

ちなみに岡坂さんの家のすぐ近くに有った日本酒の蔵元『凱陣』は東京のある酒屋によれば入荷したら30倍の競争率という超レアな酒蔵という事は帰ってから知った。

夕食は近くの名店『むさし』で再びうどん三昧。讃岐風?のおでんとビールで下ごしらえした後に私は生醤油うどんと『かやくうどん』を食す。

かやくうどんの鰹だしのつゆが絶品。本場の味を体験できて感動。









11/12 晴のち曇 

朝、琴平を出発し帰京。長時間の運転をこなしたお二人に感謝。

【追記】

今回、私(小森宮)は1ヶ月前にフットサルで痛めたヒザを抱えての参加となったが岡坂さんの指導も有り、全長100cmと短めに調節した軽量ダブルストックのおかげでなんとか2つの山と金比羅さんの長い階段を無事、登り降りする事が出来た。初めてダブルストックを使ってみたが、非常に有効に感じた。

ちなみに私のストックはU.L-shop FREELIGHT扱いの Italy製 FIZAN TREKKING COMPACT FREELIGHT model @158gに50mm径バスケットとラバープロテクターを付けたものを使用した。トレッキングの場合、バスケットは邪魔かも知れない。(やぶ等に引っ掛かるかも)

文責:小森宮、写真:田中(秀)

 


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