Last Update : 2016/01/18 戻る

太郎山 (上田市) 標高1,164.3m


梅原秀一(単独)

平成28年1月1日 天気:快晴

 始発の新幹線で上田下車7時55分着。タクシー1,700円で登山口・山口の集落へ。前夜降雪と明け方の厳しい冷え込みで、うっすら雪の積もった路面が凍結しているので、土の登山道までは杖を使い慎重に歩いた。

 太郎山山頂直下に太郎神社があり、小学生から老人まで、驚くほどの初詣の人波であった。地元の人に非常に愛されている山なのだろう。

 上田は元々雪の少ない地方とのことで、しかもこの暖冬。雪対策として杖とスパッツだけで正解だった。地元の人達の多くは長靴だけで杖も携えていない。その代わり頻繁に転倒している様子で、お尻が泥だらけの人も多かった。1時間足らずで太郎神社に到着。佐久平と蓼科山と妙義方面の眺めは抜群である。

 神社の裏手からひと登りで山頂である。北アルプスが霧の中に微かに姿を見せていたが、残念ながら、山頂はすぐに完全に霧に包まれてしまった。山頂には南無神変大菩薩の石仏があった。神変大菩薩とは飛鳥・奈良時代に活躍した修験者・役ノ小角。別名・役の行者のこと。言わば山伏の開祖、登山をする者として、よーく拝んでおいた。

 神社に戻ると、上田市役所職員に頼まれ、狼煙リレーのイベントに協力した。発煙筒を焚いて、まずは上田城址公園に繋げた。大河ドラマ「真田丸」にあわせたイベントということだ。長い木の枝に発煙筒が括り付けてあり、紙やすりを使って着火させ煙を出し、その木の枝を空につき出した。

 そんなことをして30分以上費やしても、低山なので上田駅に正午に着いてしまった。そこで軽井沢で下車して、旧軽井沢とアウトレットを訪れることにした。旧軽井沢は予想していたより、営業している物販店・飲食店が多い。気温は+4度と、標高千mにしては暖かいからか、観光客もまずまずの人出だった。

 一方、駅隣接のアウトレットは相当の混雑で、外国人も大いに買い物に励んでいるようだった。私はリーガルの傷ありで6千円引きの靴1足と、食品の福袋2,500円を購入。ビール330tx1、米1kgs、キャベツ・カボチャ1個等々、非常に重い物ばかりで、帰宅するまで苦労した。

[タイム]
登山口(山口)8:30→9:20太郎神社9:25→9:30太郎山山頂9:50→9:55太郎神社10:40→11:10登山口→12:00上田駅 写真/太郎神社から(右端;蓼科山)



(梅原 記)

 


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