Last Update : 2016/06/26 戻る

燧ヶ岳

2016 5月2、3日

メンバー:武部 

5月2日

天候:曇りのち晴れ

道路には雪は全く無く、駐車場にも雪は無く、今年の積雪の少なさがわかる。駐車場からの登山道は雪があり、踏み跡に従って登る。とてもスキーで登れるほど雪は無く、スキーを持って登る状態だ。それでも最初の1段目を登り終えるとシールを付けられる程積雪があり、ホッとする。広沢田代の真ん中は雪が溶けているので、シールなので雪のある周りを進む。2段目の斜面では雪が硬く、急なところがあり、数メートルではあるがツボ足になるところがあった。熊沢田代には雪が全く無く、しばし、スキーを持って進む。それ程雪が少ない状況なので、稜線直下の急斜面ではやぶこぎになった。(帰りは、別ルートで稜線直下の急斜面ではやぶこぎを通らずにスキーで滑って帰った。)痩せた稜線を進み、左に雪が見えるところで山頂には行かず、雪面に下る。もう10時を回っているので、だんだん雪が腐ってくるから1本滑ることにする。シールを外して滑る。下の方まで最初は見えなかったが、熊沢田代周辺からはいい斜面に見えていたので注意しながら滑る。右斜めにコースを取り、少し雪がゆるくなってターンすると雪が落ちてくるが、雪崩れないことを確認しながらノドの下まで滑る。快適であったが、登り返しはちょっと大変。一旦滑走開始地点に戻って、山頂に登る。山頂からは、会津駒、至仏山、平ケ岳、日光白根、武尊山などたくさん見えてよかった。

 先程の滑走開始点に戻り(スキーをデポしてあるため)、今度は登ってきたルートと先程滑ったルートとの中間斜面を狙い、少し高度を下げてからトラバース気味に滑る。結構みなさんこちらから登ってきている。幅があまりなく、雪もさらにゆるくなりバランスをとるのが少しむずかしいが、快適に滑る。この快適な斜面を登り返してもう1回滑った。

 後は、下れば下る程木が出てくるので、慎重に滑る。一番下の斜面はスキーを持って下るが、登ったときと別ルートで踏み跡に従って下る。
 
御池P 6:00 ――― 1段目上(シール) 6:40―――広沢田代7:00―――1986P 8:30/45―――滑走開始地点 10:20/30―――ノド下10:40―――滑走開始地点 11:30/40―――ひうちケ岳12:00/20―――滑走開始地点12:35/45―――2050m (シール付け)12:50/1:05―――滑走準備 1:30/45――― 熊沢田代 2:00/05――― 滑走終了 2:55/3:15――― 御池P 3:35

5月3日 晴れ

今日は午後から天気が崩れるとのことであったが、思ったより天気はいい。今日もひうちを目指す。今日は、なるべく近道して登る。昨日最後に登り返した斜面の下では、風は強かったが斜面が樹林帯に囲まれ、凹状のため風はそれほど気にならなかったが、トラバースになってからは烈風で、前に進めない。身を低くして前傾しないと風で飛ばされる。注意して、風の呼吸を探りながらスキーを外す。ここまで登ればよしとする。昨日最後に登り返した斜面の下までくると風はさほど感じない。今日も昨日と同じく、昨日最後に登り返した斜面をもう1回登り返して滑る。

御池P 6:15 ――― 1段目上(シール) 7:00/20―――広沢田代7:30―――1986P 8:30/45―――強風のため撤退(滑走開始地点) 10:20/30―――下10:33/11:10―――滑走開始地点(上) 11:40/55―――熊沢田代 12:00/10――― 滑走終了 1:00/20――― 御池P 1:45

武部記

 


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