Last Update : 2016/06/26 戻る

乙高(コダカミ)山 (滋賀県木之本町)

平成28年5月23日/快晴

メンバー:梅原秀一(単独)

  宿泊地に近いのでこの山を選んだ。宿の人が親切で、登山口まで車でお送り頂いた。高時川沿い古橋バス停から中の谷川に沿って登ると林道が二股になる。そこにあるこの山の案内板の所で暫し戸惑った。山歩ガイドシリーズのガイドブックに載っている地図では、ここから林道から離れる登山道が、明瞭な尾根を登っていくのだが、登山道も尾根も見当たらない。この地図の案内板の位置が誤っていた。最初の二股を右に進み、二番目の二股のから登山道が始まる。

 尾根道は美しい雑木林の中、鳥の鳴き声も爽やで、山頂直下で平坦な広場に至った。森の中に石塔や基石が散在する。鶏足寺という、僧兵まで擁したことのある大きな寺院が、明治時代初期まで存在したとのこと。

鶏足寺跡からひと登りで乙高山山頂(標高923m)である。樹林の中で展望は全く得られないので、休憩を取らずに下山へ。尾根を南下し途中から西へ延びる尾根をひたすら下った。低山ゆえの暑さと湿度が疎ましくなってきた。

 由緒ありげな石道寺に至って登山道は終了。予定では木之本駅までもう1時間歩くはずであったが、日陰のない炎天下を歩くことにうんざりして、高時川に下ったところで、タクシーを呼んだ。

 琵琶湖周辺の山に登れば、琵琶湖の雄大な眺めが期待できると期待していたが、これ程琵琶湖に近い山に登っても、琵琶湖を眺められる箇所はほんの僅かしかなかった。その上大気に靄がかかっていて、ぼんやりとした琵琶湖ばかりであった。次に訪れるのは秋から冬の間にしよう。

古橋バス停(登山口)8:25→登山道8:55→六地蔵9:25→9:55鶏足寺跡10:00→乙高山山頂10:10→石道山への分岐10:25→11:15石道寺



梅原記

 


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