Last Update : 2017/04/02 戻る

コロラド紀行

2017年2月1〜7日

参加者 L:ふくちゃん M:加瀬さん、野村さん、菅澤

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  ふくちゃんの企画ツアーに参加するため成田18:15発・UA138便で米国コロラド州のデンバーに向う。狙いはアメリカ最大のスキー場Vail周辺にあるバックボウルのウハウハパウダーである。
 マイナス60℃の高空を強い偏西風(270〜80km/h)に乗って時速1000kmで巡航する飛行機は黒と青の境目を飛んでいく。米国本土上空に入ると下に交差する飛行機雲が急に増えた。

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 10時間のフライトでデンバー国際空港に12:45着。入国審査時の端末操作は難しく、初めての高齢者はとても苦労した。
 空港隣接のウェスティン・デンバーインターナショナルエアポート泊。ホテル料金は高いが、キングサイズのベッドで部屋もゆったりだ。夕食は空港内のテラスで、メキシカンのトッピングで済ませた。$28.28 ふくちゃんはサンフランシスコから深夜到着。

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 とにかくでかいフルサイズのレンタカーで、デンバーから2時間30分ほどでベイルに到着。エバーグリーンロッジに投宿後、さっそく徒歩10分弱のベイルスキー場へ。この一週間は降雪がなかったそうでウハウハパウダーは望めそうにない。
 ベイルエリアのベース(標高2500m)からフロントサイドをリフトで上がり、反対側のバックボウルに向う。
 SUNDOWN-BOWLと尾根筋のFOREVERを滑ったが、雪は固くて快適ではなかった。
 昼に食べたピザは大きくて、二枚を4人でシェアする。$7.50
 リフト料金は4日券で44600円と日本の2倍も高いが、リフト1本の距離は2倍以上も長い。夕食と朝食は食材を買出しして、食費を節約。このパターンが3日間続いたがビールもワインも美味しく、アボガドのクリーム、プロシュートハム、チーズもなかなかだった。

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 車でカッパーマウンテンへ移動し、カッパーピーク(3792m)の手前からOTTOBAHNを滑り、CATの出発場所へ9時30分頃に滑り降りた。
 10時発と聞いていたのだが11時発と言われ、ふくちゃんと野村さんはリフトで上がって2本滑り、私たちはゆったりトカゲ。パトロールが雪崩の発生しそうなあちこちの斜面でダイナマイトを爆発させていて、凄い音がする。日本のスキー場では見たことのない光景で、自己責任とはいえ、このあたりの安全管理は行き届いていると思った。
 12人乗りのCAT はWESTERN-UNION-RIDGEまで20分ほどで到着。降ろされた稜線にはテープが張り渡されていて、女性パトロールは「いつ開くかわからない」と。
 30分ほど待ってオープンとなり、稜線をシールでTUCKER-MOUNTAIN(3760m)へ向った。今回、フル装備で来たがシールを使用したのはこの30分だけだった。
 パトロールの休憩小屋の脇からTHE-TACOを滑り、林間コースを降りた。急な斜面だったが、上部の雪は良かった。

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 ベイルスキーエリアの反対側のバックボウルに降りる。
 HEADWALLとJADEGLADEを滑り、休憩後はOUTER-MONGOLIA-BOWLを滑った。ここの雪も良かった。

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 車でブリッケンリッジへ移動し、P8(3962m)の手前3914mまでリフトで上がる。
 ここはP6(3832m)からP10(4157m)に連なる稜線の一角で、P6方面にはバックボウルがいくつもある。
 IMPERIAL-BOWLを2本滑ったところでコースが開放された。P7(3857m)への稜線をコル近くまで滑り、小雪庇を飛んでWHALE'S-TAILからDEBBIE'S-ALLEYを滑った。4日間の中で一番のパウダーを最終日に楽しめて良かった。
 昼食休憩で入ったロッジでハンバーガーを食べてみた。ハンバーグのひき肉は日本と違い挽き方が粗く、食感はまさに「牛肉を食べている」という感じ。旨かったが大きくて食べきるのに一苦労、突合せのポテトフライには手をつけられなかった。BEERと表示されていた飲み物は甘いソーダだったのでガッカリ。$23.73
 もっと滑るという二人と別れて、加瀬さんと駐車場に戻り、ビールと仮眠。
 16時に二人が戻ったのでデンバーへ移動し、ホリディ・イン&スイーツエアポート泊。
 一度ぐらいホテルの食事をとレストランに入った。内部の壁や柱の全面にテレビが張り付けられていて変わったレストランだと思ったら、スーパーボウルのペイトリオッツとファルコンズの決勝戦当日だった。史上初の延長戦の最中で、劇的な逆転タッチダウンの瞬間は満員の客が椅子に飛び上がったり、奇声や大声をあげての大騒ぎとなった。(中には頭を抱えてうずくまっている人もいたが。)ハーフタイムのレディーガガのショーを観そこなったのは残念。なにを食べたかは忘れたが、ワインとシェアしたステーキが旨かった記憶がある。

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 ふくちゃんは早朝にシスコに戻り、私達はデンバー国際空港12:25発のUA139便で帰国の途につく。終わってみればあっという間の5日間だった。

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 成田16:35着。向かい風に逆らっておよそ12時間の旅。
 往路では感じなかった時差ぼけが、帰国後一週間ほども続き、眠くてしょうがなかった。

 今回滑ったバックボウルはMostDifficultTrailsと表示されたコースばかりで、いずれも気合を入れないと降りられない斜面だった。標高が高いせいか、一本滑るたびに息が切れた。
 四日間とも快晴に恵まれ、ロッキー山脈の雄大な景色を楽しみながら滑ることができた。
 ふくちゃんにはホテル、レンタカー、リフト券の手配・予約から精算、通訳、運転にいたるまですべてにわたりすっかりお世話になりました。ありがとうございました。次回の山スキー企画を楽しみにしています。
記:菅澤

【費用】 (1$/112.40円換算)
光が丘―成田空港往復                     6,322円
成田〜デンバー往復(手数料込み)               144,410円
ESTA認証(2年間有効)               $14+手数料=7,400円
海外旅行保険(7日間)                     11,080円
ホテル代(5泊)             $3458.80/4×112.40=97,192円
飲食代      ($604.02/4+$31.92)×112.40=112.40=20,561円
駐車料金                  $77.00/4×112.40=2,164円
レンタカー料金+ガソリン代 ($457.99+$44.74)/4×112.40=14,126円
リフト代(4日間)               $396.99×112.40=44,622円
総計 347,877円

 


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