Last Update : 2017/08/13 戻る

ヨーロッパ・アルプス ザース・フェーとミシャベルヒュッテ

2017年7月16日〜7月26日
メンバー 西川

 ザース・フェーに滞在し、アルプスでも難関レベルのダン・ブランシュとレンツシュピッツェを計画したが、思わぬ事態となり、今回は4000m峰には登れなかった。

7月16日(日)  成田 -> チューリッヒ -> ザース・フェー SaasFee

スイスエアが安い価格で出ていたので、今回初めて直行便を使った。成田発10:25、チューリッヒには定刻より40分ぐらい早く着いたので、列車も予定より一本早いのに乗ってザース・フェーに着いた。ホテルは昨年と同じカルぺ・ディエム。

7月17日(月) 曇り ハーニク Hannig 〜ゲビドゥム Gebidum 〜 ザース・フェー

 ザース谷ではホテルの客にシチズン・パスをくれ地域のバス、ロープウェイはすべて無料になる。シチズン・パスを使ってロープウェイでハーニクに上がり、メーリクからゲビドゥムヘ。曇って展望はない。ザース・フェーまで歩いて下った。レングフルーへのロープウェイ駅前でガイドのクルトと出会い、明日・明後日でレンツシュピッツェに行くことにした。

[コースタイム] ハーニク11:35 -> ゲビドゥム12:42/13:10 -> ザース・フェー 15:30ごろ

<ザース・フェーから見上げるレンツシュピッツェ>

7月18日(火) 曇り ザース・フェー -> ミシャベルヒュッテ Mischabelhuette

 ハーニクから歩3時間でミシャベルヒュッテ。後半はワイヤが延々と付いた岩尾根を登る。ヒュッテでクルトを待っていると、ヒュッテのフラウから彼は his brother died で来れなくなった、山行もなしと話。今日下山するのは遅くなるので泊まって明日下山にした。

[コースタイム] ハーニク12:35 -> ミシャベルヒュッテ 15:37

<ミシャベルヒュッテへの登路>

<ミシャベルヒュッテ>


<レンツシュピッツェ>

7月19日(水) 曇り夕方雨 ミシャベルヒュッテより下山

 昨夕、少し雪が振ったので、朝日があたって尾根の雪が解けてから下山した。

 午後、クルトとガイド・オフィスに行き、別のガイドを頼んで、22土・23日で再度ミシャベルヒュッテからレンツシュピッツェに行くことにした。ダンブランシュを希望したのだが、ヒュッテが空いていなかった。

[コースタイム] ミシャベルヒュッテ 8:42 -> ハーニク 11:30ごろ

7月20(木) 曇り

 ホーザース HohSaas まで行き、上部はガスなので、中間駅のクロイツボーデン Kreuzbodenからザース・グルント Saas Grundへ下りハイキング。

[コースタイム] クロイツボーデン 13:10 -> ザース・グルント 14:35

<ホーザースからのラッギンホルン>

7月21(金) 曇り時々雨 マットマルク Mattmarkよりモンテ・モロ MonteMoro

 スイス・イタリア国境モンテ・ローザ東壁の展望台モンテ・モロ・パスまで行ったが、ガスと小雨で何も見えなかった。

[コースタイム] マットマルク 9:21 -> モンテ・モロ 11:40 -> マットマルク 13:52

7月22日(土) 曇り ザース・フェー -> ミシャベルヒュッテ

 再度ミシャベルヒュッテに入る。夕方ガイドのロベルト・アーノルトが来た。夕食後、装備のチェックをした。これまで何十回、アルプス登山に行っているが、装備チェックはこれが初めてである。ポイントは必要なものがそろっているか、手袋の予備はあるかのようだった。明日は3時朝食なので、8時半に就寝。

[コースタイム] ハーニク12:40 -> ミシャベルヒュッテ 15:30

7月23日(日) 曇り ミシャベルヒュッテより下山

 昨夜12時まで雪が降り、岩に氷が着いてルートの状態が悪くなったため、朝食を取りながらロベルトと相談した。このコンディションではレンツシュピッツェはなし。下山するか、そう難しくはないナーデルホルンに行くかだが、ナーデルホルンは既に行っているし、岩の状態はよくないので、下山にした。

 かなり下ってハーニクがもう近くに見えるアルプ(高地の草地)で休憩、温かい日射しとずっと下のバッハ(氷河の雪解け水が流れる小川)の瀑音がなんとも心地よい。今度はここでマーラー4番を聞くのがよいかも。

[コースタイム] ミシャベルヒュッテ 8:40 -> ハーニク 11:30ごろ

7月24日(月) 雨で停滞

最終日だが、天気はよくない。今回は4000m峰に登らないで終わることになった。

7月25日(火) 曇りのち雨 ザース・フェー -> チューリッヒ -> 成田 

 ザース・フェーからバスでフィスプ、SBBでチューリッヒ空港、帰国便に乗って、翌26日朝成田に着いた。

西川 記

 


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