Last Update : 2018/05/13 戻る

黒部源流
4月28日〜30日
メンバー:L立田、たまちゃん、他1名

4月28日
 GW前半は、好天に恵まれるということで、山スキー同志会の立田さんの山スキーに参加することしました。(ありがとうございます。素晴らしいコースでした。)
 急斜面の12本歯アイゼンを着けての登坂や急斜面の長いトラバースは、アドベンチャーのスキーでした。
 重い荷物を背負っての滑降では、転倒して滑落の怖さを知りました。ストックを短くして滑ったら良いという貴重なアドバイスありがとうございました。立田さんの後輩で大学院生Sさんも水や荷物を背負っていただきありがとうございました。
 初日、新穂高温泉に4時半に集合、2時間しか寝られませんでしたけど爽快な気分です。
 新穂高温泉から登山口までの、スキー板を背負ってのアクセスは、長く2時間あり肩が痛い。
 大ノマ乗越しまでの昇りは、シールを着けて、直登できるようになりました。ジグで早く登る立田さんも見習いたいです。
 ゴールデンウィーク初日とあって、雪面もきれいで人もちらほら、上高地とは違って静かです。テント泊が基本なので皆、重装備です。山スキーヤーは、全体の1割程度、テント泊の方は稜線近く、眺望が良いところに設営。我々は冬季小屋泊、同宿2名有り。
 1日目で双六小屋まで、コースタイム見てお分かりの通り、ヘトヘトです。
 睡眠不足で、うとうとしながらの登りでした。寒さにめげず、爆睡して2日目へ。

          (写真上 双六小屋付近にて)
[タイム]
スタート05:20 → ワサビ平小屋07:00 → 大ノマ乗越13:15- 13:54 → 双六小屋16:50

4月29日
 本日も快晴ほぼ無風
 雪が少ないと言っても双六小屋から上は、南斜面以外はついています。
 双六発、三俣蓮華まで雪山なのでほぼ直線コース、黒部五郎岳の雪景色が美しい。
 三俣蓮華岳の斜面は最高でした。しかし思い荷物を背負っての格好なため後傾になると転倒、滑落するとなかなか止まりません。怖かったです。ふくらはぎに大アザ、足に力が入りません。
 祖父岳からの祖父沢と黒部川の交わる平原にベースキャンプを設営。ベースキャンプから黒部五郎岳にピストンしようとしましたが、スノーブリッジはなく、黒部川の渡渉は出来ず断念。
 午後、ベースキャンプから雲の平まで、同行の二人はピストン、私は無理せず途中で断念しました。
 黒部五郎岳を正面にスノーテーブルを作って、ウィスキーとおつまみで日が落ちるまでゆっくり夕食、7時に就寝。
 翌朝3時に起床、月明かりが雪面に反射して黒部五郎岳も白く鮮やかに見えとても明るい夜でした。


  (写真上 双六〜三俣蓮華へ)

  (写真上 双六付近からの展望)
 (写真左 祖父沢よりの黒部五郎岳)
 [タイム]
 スタート06:22 → 三俣蓮華岳08:45 −09:27 → 祖父平BC15:54

4月30日
 GW前半、3日とも晴天、風は微風で春山としては、最高の山スキーツアーでした。
 黒部源流にベースキャンプを張っての山スキーは、装備の重さを忘れてしまいます。
 双六岳から先は、ほとんど人は見かけません。
 今年は、沢の雪が溶けているようで、ベースキャンプから黒部五郎岳には行けませんでした。残念です。
  祖父岳へは尾根を登りましたが、スキーを担いでのアイゼン歩行もあり、堅雪に苦労させられました。祖父沢から登った方が斜面勾配も緩く景色が良いです。
(写真下:祖父岳ダウンヒル)

 祖父岳からの滑降は最高です。
 春山は水の確保が重要です。苦労させられました。
 新穂高温泉までの2時間の下りはつらかったです。


 (写真上 双六岳〜弓折岳へ)
 [タイム]
 スタート05:20 → 祖父岳09:43 - 10:00 → 三俣山荘11:01 → 弥助沢 → 樅沢 → 双六小屋14:43 - 14:58 → 弓折岳16:42 - 17:04 → 大ノマ乗越17:10 → ワサビ平小屋18:47 - 18:55 → ゴール20:09
 (記 たまちゃん) 本文はYAMAPの下記URLより転載した。
https://yamap.co.jp/mypage/625033

 


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