Last Update : 2019/04/06 戻る

谷川岳

                               武部

2019.3月25日(月) 快晴
 朝、高速から谷川岳の国境稜線がよく見える。快晴だ!昨日は雪で除雪のため、今日、峠リフトは動かないとのことだ。峠リフトから最初は滑走できると思ったが、シール登行でスタートになった。硬い雪の上に、昨日の雪が乗っている感じで、登っていると上の雪が剥がれることがあり、雪の状態に気を付けて慎重に登る。

・稜線からの谷川岳(中央左:トマの耳、中央右:オキの耳)
谷川岳(中央左:トマの耳、中央右:オキの耳

 稜線からコルへは滑落の危険があるので、ツボ足で下る。天神尾根は痩せているところがあり、また、斜度が増すと雪の状態はよくないので、何度かツボ足になりシール登行と交互に登ることになり、交換準備に時間がかかった。
 1700m付近から、山頂までは広大な斜面が続き、すでに今日のシュプールがきれいに何本か刻まれている。
 快晴で国境稜線がよく見える。谷川岳は少なくとも10年は来ていないと思うので、トマの耳にスキーをデポして、オキの耳まで往復する。
・国境稜線(山頂より)
谷川岳国境稜線

 オキの耳からの帰り、コルでせっかく持ってきたアイゼンを着ける。これで、久しぶりにアイゼンとピッケルの両方を使う。
 トマの耳に戻ると、もうほとんどの人はすでに下山して、自分は最後の方だ。滑走の準備をし、広大な斜面をすでにあるシュプールとシュプールの間を滑る。ちょっと雪は重く、下るに従ってどんどん重くなり、ターンの連続ができなくなる。オキの耳に寄り道しないで滑った方が、少しは雪が軽かったのではないか、と思うが、めったに快晴のチャンスはないのでオキの耳に寄り道してよかったと思う。途中から熊穴沢に入ったが、その入る前の日陰斜面は、モナカになっており難しかった。熊穴沢、西黒沢は完全に埋まっており、水は出ていなかった。

・西黒沢(ザンゲ沢との出合い)から上部を見る 谷川岳西黒沢

 西黒沢(ザンゲ沢との出合いの下)では、今日のシュプールの上に斜面から昨日降った雪のデブリがあり(厚みはたいしたことはないが、幅が数十メートルある)、数時間前に崩れたわけで、一番発生しやすい時間帯を外すことは結構重要なことと感じた。

ロープウェイ上9:20―――稜線(スキー場エリア外上1465m)10:00/05―――谷川岳(トマの耳)12:55/13:10―――谷川岳(オキの耳)13:20/25―――コル13:30/40―――谷川岳(トマの耳)13:45/14:00―――西黒沢(ザンゲ沢との出合い)15:10/15―――ロープウェイ下15:35

 


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