Last Update : 2019/06/08 戻る

谷川岳

                                                                                                                武部

 

2019.4月14日() 晴、曇

 朝、高速から谷川岳の国境稜線が見え、ホッとする。晴れている!なんとか午前中天気はもってくれそうだ。今日も峠リフトは動かないとのことだ。最初シールで登りだし、急になるとツボ足で登る。ヤセ尾根、熊穴沢の上の急な所等はツボ足で登る。今日は風があり、3月の時よりも気温が低い感じだ。1700m位から再びシールで登る。北ア方面はすでに雲の中の感じだが、ここはまだ天気はもっている。

 

・谷川岳トマの耳より、左:オキの耳、中央:巻機山の稜線、右:越後駒方面)

 まだ天気はもちそうなので、トマの耳にスキーをデポして、アイゼン、ピッケルでオキの耳まで往復する。今日も天気がいい中、オキの耳まで往復できるとは、運がいいと思う。

 

・上越国境稜線(オキの耳山頂より)

 

3月のときよりも、滑走開始時間が早く、気温も低かったので山頂からの雪質はかなりよく、滑走は快適だ。1700m付近まではあっというまだ。ここから熊穴沢に入るまでは、稜線が狭いので、尾根の南側を滑る。

コルの少し上から熊穴沢に入ったが、コルまで来て気合をいれて滑った途端、前転し顔面から雪面に突っ込む。起き上がるのが難しかった。すでに水みたいな雪になっており、雪に腰がなく、木のあるところを滑ろうと思ったが、ターンするとズルズル滑ってイメージしたコースをはるかに大回りするので慌てて木の無い方に戻って滑った。

本谷まで滑り、ザンゲ沢出合いまで来ると一休み。ここは広く、たぶん、西黒沢にあっては一番安全なところだと思う。この少し先、天神尾根方面から新しいデブリがあった。降雪後、1日置いているので、その間にデブリ発生したが、大きくはないが降雪直後は危ないと思う。

デブリの厚みは、それ程でもないので、スキーでそのまま突っ切る。田尻沢コースまで距離は少しあるものの、すぐだ。

 

・熊穴沢 完全に埋まっており、水は出ていなかった。

・西黒沢中部 新しいデブリ

 

ロープウェイ上7:45―――熊穴沢避難小屋 8:55/9:05―――谷川岳(トマの耳)11:00/15―――谷川岳(オキの耳)11:30/35―――コル11:40/50―――谷川岳(トマの耳)12:00/30―――西黒沢(ザンゲ沢との出合い)13:30/35―――田尻沢コースと合流13:45/14:00―――ロープウェイ下14:05


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