ら・ねーじゅ No.2
1976.3月号
磐梯山・安達太郎山
1976年2月20日〜22日
磐梯山
メンバー:矢口政武 鈴木裕冶 久保制一 八代嘉子 高良信一
終点の第四リフトを後にスキーを担ぎ赤埴山の鞍部を目指す。鞍部から西側の中
腹をトラバースし沼ノ平へ直進。沼ノ平からは夏道をとらず弘法清水小屋上部の稜
線を目指し急斜面を登る。稜線上のあお氷でバランスをくずしながらも山頂へGO
=>。快晴の山頂からは西に飯豊連峰、北に吾妻連峰・鳥海山の山々がくっきり浮
かび、明日アタックする安達太郎山が間近に見えゴキゲン。
滑降は山頂南面から蛇雪沢上部をトラバースし、南東に伸びる尾根から赤埴山腹
を経てスキー場へ下る。
※アクシデント発生=>山頂の肩付近の急斜面(アイスバーン30度)でラビット
ちゃん滑落する。巧みな滑落停止で軽症ですむ?。
コースタイム
天の庭リフト終点 9:45 沼ノ平 10:20
稜線 11:25 山頂 12:20
スキー場下 15:45
安達太郎山
メンバー:矢口政武 伊藤和雄 鈴木裕冶 高良信一
(小林親子息子2 森下 篠原)
沼尻温泉スキー場から歩き出し一時間、白糸の瀧の素晴らしい眺めがまぶしい。
硫黄のイオーな匂いのする源泉を通り過ぎ、胎内岩・沼ノ平の分岐点で、一休みす
る。そこから胎内岩までの厳しい斜面を登る途中、トップが滑落して霧に消えたの
で?肝を冷やす(すぐ元気な返事が返ってきた)。やっとの思いで胎内岩を這い出
し稜線に出ると凄まじい風との闘いである。スキーを風に煽られ思うように歩けな
い。ストックでバランスをとる。
濃霧の中を地図とコンパスを頼りに進む。安達太郎山はアタックせず、鉄山から、
くろがね小屋までの急な下りを、へっぴり腰になりつつもステップを切りながら下
る。縦縞状のアイスバーンの急斜面でスキーをはきそのまま小屋まで下る。
小屋で暖をとり勢至平を経て岳スキー場へ、人影の少ないゲレンデをトレインで
優雅に滑降。
コースタイム
沼尻温泉リフト 8:50 沼ノ平分岐 10:40
胎内岩 12:05 鉄山 13:30
くろがね小屋 15:15 岳スキー場
ルート図なし
電子化 遠山