Last Update : Jul 16, 1997  戻る  

ら・ねーじゅ No.14
1977.3月号


安達太良山(1699m)                    
                     1977年2月26日〜27日 

         メンバー:高良信一・畠山・矢口政武・伊藤庄一・田中道子  
                               伊藤庄一記  

1977年2月26日                           

 上野23:55発の急行あづま2号に乗り、4:34に二本松着。始発バスが動 
く6時半まで時間があり、暖房のきいた待合室で仮眠する。一番バスはスキー場ま 
で行かず、岳温泉止まりでスキー場直通バスのくる8時まで朝食をとる。八時半岳 
スキー場到着。強風のためリフト動かず、スキーヤーはまばらである。リフトの動 
かないスキー場なんてとてもさみしいものでシーズン中とはとても思えない。さっ 
そく昼までの3時間、矢口政武・伊藤庄一の指導で滑降練習にはいる。シールをつ 
けて足ならしのあと、山まわり、谷まわりの練習とギルランデ、ウェーデルン導入 
のジャンプターンの練習。リフトなしのため、階段登行の練習はすぐバテバテであ 
る。                                    
 12時半、腐った雪と強風と時折吹き付ける雨でうんざりしているゲレンデスキー
ヤーを尻目にくろがね小屋へ向けて出発。14時20分勢至平に出ると、ものすご 
い強風で立ち往生。必至にバランスをとりながら進むので体力の消耗が著しい。途 
中、スキーをぬぎ、ツボ足歩き沢沿いの山腹をトラバースして我らの目指すくろが 
ね小屋に到着した。15時半。16時から畠山さんの指導で雪上技術の訓練。場所 
はくろがね小屋前の斜面で行う。まず基本的な直登歩行からはいり、斜登高・直下 
降・斜下降と耐風姿勢の練習。滑落停止は雪が柔らかすぎてうまくいかず。最終は 
ザイルによる確保法の練習で仕上げる。畠山さんの指導はなかなか慣れたもので時 
間がなかったのが惜しまれる。17時。食事のあとはウィスキーをチビリながら反 
省会とスキー談義、板張りの温泉風呂につかり、9時消灯。(毛布はひとり6枚だ 
ぞー!)                                  

1977年2月27日                           

 7時45分出発。くろがね小屋前の尾根にとりつき、つぼ足で登る。昨日より風 
が弱く歩き易いので快適に飛ばすとすぐ篭山の鞍部に出る。ここまで来ると視界が 
悪く、見えるはずの山頂もガスの中、指導標とトレースを頼りに進むと稜線に出る 
8時45分。稜線はものすごい強風で、バランスをとりながら力強く歩くとガスの 
切れ間に山頂が見えた。とたんに皆元気が出て休まず一気に登る。山頂9時15分。
9時35分出発。スキーをはき南東尾根を滑り、五葉松を経て岳スキー場へ滑り込 
む。11時20分着。                            
 ゲレンデ練習の後、15時タクシーで二本松へ。               
 松島5号で20時34分上野到着。                     


コースタイム:省略(上記参照)                       


ルート図 なし                               
                               電子化 遠山 


戻る    山スキー同志会のホームページへ


  


メールの宛先:
webmaster@ysd-jp.org