ら・ねーじゅ No.37
1979.2月号
天神平−ホワイトバレー薮こぎスキー
1979年1月27〜28日
メンバー CL渡辺文子・SL矢口政武・伊藤庄一・伊藤碩志・
小森宮秀昭・橋爪俊高野真砂子・針谷俊江・郡司光雄・
岡野宣夫・福田・藤谷和正・竹下夫妻
伊藤庄一 記
1月27日
例の長岡行きで上野を出発。夕方から北西の風が吹き始めていた。こりゃ山は雪
だんべ・・・。
1月28日
5:30土合駅発。予想通り吹雪。もう除雪車が雪をかいていて路面はツルツル。
やっぱり(?)CLが地球とオシリアイでした。ロープ駅着。身支度(腹支度)を
してロープの動くのを待つ。
6:30ロープ発。外はかなりの吹雪。天神平着、小屋でリフトの動くのを待つ。
7:30からゲレンデで足慣らしをする。新雪が20〜30cmあり、滑りよいが
所々にコブのアイスバーンがあったりで時々こけるひともいた。
昨夜近くの雪洞の中で熊といっしょだった(?)伊藤碩志さんがクマの如く、みん
なの前に現れる。ナツカシーイ。時々雲がきれるが晴れる様子はない。しかし、視
界はだいぶ良好になってきた。
9:30練習終了。靴の紐を締め直し、出発準備。パーティを編成する。
10:00出発、リフトで高倉山へ。雪庇は1〜2mになっている。細い尾根を滑
る。
下は柔らかいバーンで新雪があるので滑りやすいが、尾根を滑れず、雑木林の中に
入る。突然先頭を行く郡司さんの姿が見えなくなる。雪庇をブチ抜いて転落、大し
たことなし、慎重、慎重。
11:00送電線タワー下でシールを着ける。ある人、ない人、苦労、それぞれ。
11:30湯蔵山のピーク(の下)で大休止。シールをはずし滑降のはずだったが、
ブッシュ(というよりも雑木林)が多くまっすぐに進めず往生する。湯蔵山の中腹
をトラバースするはずが尾根沿いに降り、コースを間違えていることに気付く。
12:15左手側からゲレンデの音楽が聞こえてくる。ホワイトバレーらしい。
現在地を確認し、矢口SLを先頭にトラバースするが、深い谷に遮られ断念。
最後の細尾根を降りることにする。しかし雑木が密生し滑ることは不可能、ただひ
たすら下へ下へ降りる。山スキーとは忍耐と見たり、ただひたすら降りる。
ストックは使えず、木の枝にぶら下がり、だきつく・・・・、フーシンド。
15:40先頭が保登野沢道路に出る。やっとホワイトバレースキー場に着く。
大ハッスルでゲレンデスキーをやり、歩いて、17:00水上駅へ。
18:20急行で帰京。例の満足列車。ツカレタナー、家のビール、うまい。
コースタイム 上記(文中)
ルート図
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