2018ＧＷ　「黒部源流」から「蓮華温泉〜五輪山」
ぶち抜き９連休の旅

（立田記） 4/27夜出発から5/6帰京までずっと山スキー三昧ほか、遊び呆けていた９連休でした。 １．前半戦　　4/28-30　黒部源流 ずっと晴れ 　立田、たまちゃん、Ｓ君（早大山の会） 　双六冬季小屋泊〜三俣蓮華岳〜黒部源流〜祖父平BC-雲ノ平、祖父岳〜黒部源流〜三俣山荘〜弥助沢〜樅沢〜弓折岳〜新穂高 　たまちゃんの山行報告があるので、簡単に・・・ 　テントなど重装備を担いでくれる屈強なるサポーター（学生）を得て、久々の山中テント泊山行に臨んだ。 　初日、慣れぬ重荷と眠気に苦しんだが夕方近くから持ち直し、あとは3日間、ほぼ快適に過ごせた。 GWと云えどもテント泊で歩を進めれば山中は静寂そのもの、自分達だけの山に浸り、沢から沢へと繋いだ山スキーは爽快そのものだった。 　3日目、弓折岳山頂スタートは夕方5時、そこから2時間半で新穂高温泉へと下山、二人を車で下山口へ迎えに行ったが、これぞ山スキーの機動力、醍醐味だった。 　4/30 弥助沢滑降 ２．休養　　5/1-2 甲斐大泉の山小屋・千露里庵にて　晴れ 5/1、現地の山小屋仲間宅に入り浸って、洗濯、物干し、夜は焼肉パーティー。 5/2、後半戦のパートナー　いっちー、Ｆ氏（山小屋仲間）と合流。 長く持った天気もこの日の夜から下り坂となる。 ３．後半戦　5/3-5 蓮華温泉、五輪山、白馬大池　　天気猫の目 　蓮華温泉また白馬岳や若き日は栂海新道などこのあたりはもっとも多く来ている山域。 　2011年GWに大雪渓で雪崩に100mほど流されなんとか自力脱出してから大雪渓は今回で計画としては4回目。しかし登れると判断して登ったのは1回のみ。2回は雪崩リスクありと判断し、回避、実際、雪崩で死者も出た。今回は雪崩リスクはほぼ無いと判断したが、如何せん天気が悪く、3回目の回避となった。 　そんな時に直行するのは決まって蓮華温泉、今年は3月、今回ととりわけ人が少ない時に訪れ、すっかり顔になってしまった。 5/3 栂池高原　自然園駅　9:55発　天狗原 11:20 蓮華温泉　12:25着 　甲斐大泉を早朝発、ざんざ降りの雨のドライブ。意気が上がるわけもなく、ぐずぐずと進む。 　ぐずぐずしている内に雨はほぼ上がり、天気はさえないものの雨にはほぼ当たらず、楽チンな行程で蓮華温泉到着。 　雪倉岳へのスノーブリッジが無くなり、雪倉岳に行けないとあって客はほとんどおらず、蓮華温泉は静まり返っていた。この日の宿泊者は10名いなかった。我らは露天風呂にも行かず、昼から飲んだくれてしまった。 5/4 4:20発　白高地沢橋　6:45 五輪山2195m 11:20 白高地沢橋　13:20 蓮華温泉 16:00着 　自然園駅でのパトロール講習では今日は4-50cmの降雪と脅かされた。そんなには積もらなかったが、堅雪の上に積もった厚さは上部では20cm以上あった。天気は晴れ間が覗くこともあるのだが、降ったり止んだり、上部では激しい風にも叩かれた。そんな中、朝は早くから頑張った。ほとんど山頂近くまで肉薄したが、激しい風雪に晒され、2195mで撤退を決断。 　下りは重い湿雪パウダーだったが、存分に楽しめた。五輪山の大斜面はやはり素晴らしい。そして大斜面に誘惑され左へ左へとずれてしまった。立田GPS（ジオグラフィカ）がフリーズしてしまい、Ｆ氏のGPSを要所要所ではチェックしたつもりだったのだが、それでも外してしまった。結局、スキーを担ぎ、10分ほど歩きルート補正、ただここからが厄介でほぼ雪の切れた奥の細道ならぬ雪藪の道を際どく抜ける、後続2名は転倒、板外れ、滑落するなど苦労していた。 　やはり雪が少ない。蓮華温泉への道も雪を繋いで進むのに少々苦労。 5/5 5:30発　〜天狗の庭〜白馬大池〜2400m 10:40 自然園駅 11:55 　この日はひたすら白馬大池への尾根を登る。いつもは堅雪を山アイゼンでシートラーゲンなのだが、昨日の雪のせいか、ずっとシールで登れた。 　ビーコン電池切れ、ヘッデン・山アイゼン・MAP（GPS）無しとお騒がせのいっちー、先行の二人にかなり遅れて進軍。いっちー　ダイエット！　トレーニング！　頑張ろうね！ 　この日は天気は回復傾向、晴れなのだが、上部は強風が吹き荒れていた。こうなると素直に栂池に戻るしか無い、白馬大池を突っ切って、2400mから滑降開始。出だしはまずまずの急斜面を降って、栂池ヒュッテへと続く緩斜面へと出ると風は止み、人も増え、急に娑婆に出てきた感じである。いつもならゴンドラ中間駅まで滑れるところ、雪がなく、自然園駅からゴンドラとなった。 　この日は千露里庵へと戻り、馴染みの居酒屋で打ち上げ。小屋に戻れば、この日到着の家族連れもいて、フィンランドサウナを楽しむ。 　5/5 烈風吹く白馬稜線 5/6 ＧＷ9連休もあっと云う間だった。帰りは9日間で一番こたえた大渋滞に遭遇。帰宅した頃にはぐったりと疲れが滲み出た。 　5/3-5 蓮華温泉MAP