十石山
2020.04.08
■報告者 川島
■山名 十石山
■メンバー Lふくちゃん、M川島
■2020.3.1 晴れ
■コースタイム 6:30白骨温泉入山口(1390m)>>8:00(1750m)>>10:30(2200m)>>11:40十石山山頂(2525m)・十石小屋12:15~~13:30(1750m)~~(14:00)入山口【7時間30分】



前日の金山岩がハードだったので今日はマイルドプランで行きましょうね。
昨夜宿で合流した4名は四つ岳に向かいましたが、二人は十石山へ。
私は2016年1月山スキーデビュー3回目に訪れた山です。あいにく風雪のため下部の樹林帯まででしたが、ルートファインディングなどを教えて頂いた思い出の山です。

林道を進み夏道登山口からの入山。辛うじて板で歩けそうな雪が貼りついていました。



樹林帯に入ると積雪は少なくてもしっかりありました。



1800m当たりの台地は平べったく長いので下山時に登りにならないようルーファイが必要。
やがて狭い尾根の登り・・・今年はどこでもヤブヤブでもうこのくらいの藪はへっちゃら!!と思っていたらリーダーの足取りが重そう。
シールに雪団子が貼りついて高下駄になってしまいシールワックを塗りしのぐ。
なぜかピース!



高度を上げると右手に穂高の山々の姿があらわれる。





森林限界の上部斜面は固めで、頂上近くの平坦な部分は風も強いためカチカチ。
クトーなしでズリズリしながら登頂。
ここから尾根続きに昨日の金山岩から四つ岳その左手に乗鞍岳。



焼岳、穂高方面 右手に小屋があります。



ぐるり景色を楽しみ小屋へ移動し風を避けて下山準備。



直下オープンバーンから上部疎林帯の滑走は快適。ふくちゃんが以前訪れたときはこの疎林帯はもう少し樹が混んでいなかったような気がすると・・・雪が少ないせいなのか、樹木も育ったのでしょうか。

中間の尾根はルートから外れない程度に階段状のトレースや藪をよけながらちょっと苦労。そして台地上の斜度のない斜面はクロカン?。
最後の樹林帯も雪質、藪も贅沢は言えません。滑れるのですから。
と、楽しくマイルドプラン終了。お天気も良く入山者も結構多く賑わっていました。
標高差1170m、距離10㎞は特に危険個所が無いことだけがマイルドでした。
猫魔ケ岳
2020.04.06
武部

2020 3月26日(木) 晴れ
 今日、本当はグランデコスキー場から西吾妻山を目指すはずであったが、高速を降りて裏磐梯に入ってグランデコスキー場と西吾妻山が見えると、木で黒々としていてとてもスキーでは行けないことがわかった。昨年行った裏磐梯猫魔スキー場ベースに、八方台~中の湯往復と猫魔岳を登るルートに変更した。地図は持っていないが、グランデコスキー場に届け出をしたときに届け出用紙をもう一枚もらって手に入れた。リフト券はリフト2回分なので、先に、エキサイト1のリフトに乗って、八方台~中の湯往復になる。
 八方台へは緩やかな登りなので、最初はツボ足にした。リフト上からすぐに立ち入り禁止の開始の脇から入り、だれも歩いていないところを歩くと、前日の雪で足首の少し上まで潜り、雪の状態は快適だ。雪が少ないため木が多く、どこを歩こうか考えていると、アルツ磐梯へは竹竿にロープが張られ、コースが決められていた。アルツ磐梯はもう営業終了なのだが、数名裏磐梯猫魔スキー場に向かう人がいた。
 木が多い中、コースを選んでなんとか転ばずに磐梯ゴールドラインのトイレまで滑る。ここでシールを付ける。昨年同様、中の湯の手前、平らになったところを目指す。樹林帯の中なので粉雪のままだ。シールを外して、あっという間の樹林の滑走を楽しむ。トイレからは、来たルートではなく近道で八方台上の1312mピークを目指す。木が多いので行く手を塞がれどうコースをとるか、悩む。
 昨年同様、猫魔岳の1つ手前のピークを目指す。猫魔岳の1つ手前のピークから、あっという間の滑走を楽しむ。ここも木が多く、コース取りに悩み、少し急なところはターンすると、上に乗った雪がズリっとなりバランスを崩しそうになるのをこらえながら、裏磐梯猫魔スキー場のコース:ディープ1下部に出る。猫魔岳に近いリフト:ディープキャットチェアに乗る。リフト上からは、昨年とルートを変えて、ジグザグにターンを切るのを止めて、右の方にシールで登る。木はかなり密になってきたので、途中でツボ足になり、最初のピークに登る。
 山頂からは、真っ白な御国沼ときれいな猪苗代湖、飯豊、朝日、月山も見えすばらしかったが、カメラを車に忘れた。山頂から最初どこを滑るか、昨年同様に迷う。東面には木は無いが、狭い。南面も考えたが雪がグズグズのようで、結局、昨年と同じく北面をコースに取る。昨年よりもこのところの雪でスムーズに滑る。昨年はキックターンしたが、今年はキックターンしないで済んだ。トラバースして、猫魔岳の1つ手前のピーク下に出た。ここから、最後の滑走を楽しむ。
スキー場に出るとさっきまでの人はいなかった。(営業は15:00まで)パトロールに下山報告して終了。

 裏磐梯猫魔スキー場上(リフト:エキサイト1) 9:10――磐梯ゴールドラインのトイレ10:10/35―――中の湯手前(平ら)11:05/11:30―――磐梯ゴールドラインのトイレ11:40/50―――アルツ磐梯スキー場の上(1312mピーク手前)12:20/30―――猫魔岳の1つ手前のピーク13:07/20―――裏磐梯猫魔スキー場(コース:ディープ1下部)13:30―――リフト:ディープキャットチェア上13:45/14:00―――猫魔岳14:40/15:10―――裏磐梯猫魔スキー場(コース:ディープ1下部)15:20

・諸橋美術館前から見た、西大嶺(左)、西吾妻山(右)、グランデコスキー場(中央下)
谷川岳
2020.04.06
武部

2020.3月21日(土) 晴、曇
 朝、高速から谷川岳の国境稜線が見える。晴れている!今日は、オキの耳に行くぞ。熊穴沢を滑って戻れるかな。最初、シールで登らずに、ツボ足で登る。その後のヤセ尾根(ロープがある)は昨日の雪があり、行列であったがツボ足で通過する。熊穴沢の上もそのままトマの耳山頂までツボ足で登る。結局、時間的には変わらなかった。今日は風があり、途中から曇が出てきたので雪の状態はこの前よりもいい感じだ。トマの耳にスキーをデポし、オキの耳にツボ足のままで向かう。コルで、ザックを置き、アイゼンを付ける。トマの耳も、コルもすごい人だ。昨日、雪が降ったので、きれいな白で国境稜線はきれいだ。

・上越国境稜線(オキの耳山頂より)


あまりゆっくりもしていられないので、コルに戻り、軽く食べる。オキの耳までアイゼンで登る。ほとんどの人は下山して、もういない。準備して滑走に入る。
この前よりも山頂からの雪質はかなりよく、滑走は快適だ。1700m付近まではあっというまだ。ここから熊穴沢に入るまでは、稜線が狭いので、尾根の南側を滑る。この前よりもこの区間は雪が多くなり、滑りやすくなった気がする。
熊穴沢避難小屋まで来て、2時半だ。さて、熊穴沢を滑るか、もう諦めるか。迷った末、熊穴沢を滑ることにし、熊穴沢に入った。快適な粉雪にビックリする。途中から曇になり、風もあって気温が下がったからのようだ。昨年3回ここを滑ったが、一番快適だ。でも待てよ、登り返すのだが、果たして登り返せるのか、ちょっと不安になりながら滑った。本谷手前まで滑り、ここで滑走終了。ここからは隣の尾根をツボ足で登る。多少ここの方が、陽が当たり少し湿っぽい(少しは締まっている)。潜るからシールにしたいところだが、硬い雪の上に数十センチの雪が積もり、斜度が急で、雪崩れる可能性があり、木も多く、たくさんターンすることになり、風があり、転落の可能性があり、ツボ足にした。前側はひざ上まで、後ろ側はふくらはぎまで潜る中、一歩一歩進むのが大変だ。これではロープウェイの最終は間に合わないな、と、思いながら登る。途中から、片足1回ニーパットを入れるようにして、テンポが上がってきた。登山道に出たときはもう3時45分。休まず先を進む。ヤセ尾根のところのロープ手前に来て、スキーを手に持つ準備をしていると、後ろから2人連れが追い越して行った。彼らが最後ということなので、自分は最後だ。4時にやせ尾根のロープの上に着き、ロープウェイの最終はぎりぎり間にあうかどうかという感じだ。スキー場が見えるところまで着き、スキーを付けて、滑るが、すごいアイスバーンになっていた。横滑りで行けるところまで行き、スキーを外す。スキー場でスキーを外すとは意外であった。スキーを外し、ツボ足で脇の登山道に出て、下る。もう、ロープウェイの最終には間に合わないと思った。先程の2人連れの伝言のおかげで、ロープウェイの最終に間にあった。

ロープウェイ上9:20―――熊穴沢避難小屋 10:30/40―――谷川岳(トマの耳)12:40/50―――谷川岳(オキの耳)13:010/15―――コル13:20/35―――谷川岳(トマの耳)13:45/14:00―――熊穴沢避難小屋14:30―――本谷手前 14:35/40――登り返し――登山道と合流15:45――やせ尾根ロープ上 16:00―――ロープウェイ上16:30
西吾妻山
2020.04.06
  武部

2020.2月29日(土) 曇、霧

 今日は前回より少し視界は良く、人が多く入っていることだ。ロープウェイ上で今日泊る「かもしか」に、一部荷物を預ける。まだここは視界あるが、すぐ上から雲の中だ。リフト終点からはトレースがバッチリあった。どうも前に自分が付けたトレースと同じルートの気がする。たくさんの人が歩いており、そのトレースに従い、梵天岩に着く。ものすごい風だ。そこからは西吾妻山まではすぐだ。
 山頂付近は雲の中でホワイトアウトだ。グランデコ側から登ってくる人の方が多く、山頂はたくさんの人だ。とりあえず西吾妻小屋まで向かおうとして、登ってくる人たちのルートを辿るが、木が混んでおり、シールで降りるのも難しい状況であり、視界もないので戻ることにする。なんとか梵天岩方面のルートを見つけて進むが、シールのため行きすぎてトレースを見失う。一休みして、磁石と地図で進み、行きに通らなかった天狗岩にたどり着く。
 梵天岩を経由して、滑るがまたトレースを外す。先程は北に行きすぎ、今度は南に行きすぎという感じだ。少し滑るとガスが晴れてきた。1900m付近は雲の下ということだ。せっかくだから、中大嶺方面に登る。登り出すとまた、ガスの中だ。ほとんど平らになるところまで登り、また、迷子になりそうなので、シールをつけたままで下る。樹林帯の入り口は、前回よりも数十m下になるが、今日きたルートを間違えなく入り、ホットした。木が混んでいるので、スキー場が見えてから、シールを外した。

リフト上10:30―――1900m 11:00―――梵天岩11:40―――西吾妻山12:05/30―――天狗岩 13:15―――梵天岩13:25―――1900m 14:00/05―――中大嶺手前 14:15/20―――スキー場上15:00

2020.3月1日(日) 曇、霧、晴れ

 昨日の天気予報では、10時から3時ころが晴れの天気だったが、西吾妻山に近づく頃からホワイトアウトになってきた。(これは、下ったときにわかったが、高度のため)山頂で、若女平のコースに行くのか、戻るか、悩む。とりあえず、西吾妻避難小屋に行くことに決めるが、一旦南に少し下ってから北にトラバースするようにルートをとった。思いのほか樹氷があり、失敗の感があったがなんとか正規のルートに戻った。たくさんの人が登ってくる。
 樹氷が無くなってから、少し下って西吾妻避難小屋に着いた。まだ、ホワイトアウトだ。休憩していると、たまに、ガスが少し薄くなる。その繰り返しだ。かなりのガスの中、若女平のコースに行くことにする。トレースはあるが、それに頼らず、西よりにルートをとり、快適に滑る。小さな沢が出てきたので右岸のゆるやかな尾根に出る。そこは、1900m位でもう雲の下になった。
・1900m付近の樹氷(もう雲の下になった)


 そこからも快適に滑る。トレースに会い、また、西側を滑る。滑るコースがよくないことに気づき、沢床を目指してトレースに近づく。1600m位までは沢の左岸を滑る。1600m位から右岸に出ようとしたが、あまりよくなく、結局、トレースに従って、1520mで右岸に出た。ここで休憩にする。後は木がたくさん出ていて、気をつけながら滑る。どんどんトレースが多くなり、トレースがないところを滑ると、危うくコースを間違いそうになる。
 痩せ尾根の上にくると、やせ尾根は木がかなりあり、雪が多くの人が滑って落ちているので、ツボ足になる。やせ尾根の下で再度スキーを履くが、もう木がすごく、滑るコースを決めるのが大変だ。尾根から外れるところからは、再び急になった。ここでまたツボ足になる。
 急なところを過ぎると、またスキーを履くが、さらに木が多く悪戦苦闘する。トレースはあるが、最後に谷間に降りるところがわからず、ロープウェイに乗り遅れそうであせる。登り返し、上流に向かって斜滑降で下に降りる。後は、谷間を滑るだけだ。そう思っていると、途中十cm程水が流れているところを横切るところがあり、右側は落ちているので、注意して普通に斜滑降で通過しようとした。どうも雪の下に空間があったらしく、重さで雪が崩れて、自分の後ろが下がってしまい登りきれず、数m下に落ちるところだった。たまたまそれなりに太い木が生えていたので、それを右手で押して態勢を整えた。最後は狭い手すりの無い橋を、スキーで滑って渡って雪で通行止めの車道に出た。あとすぐでゴールだ。
 ロープウェイ最終は16時と思っていたので、乗り遅れると思ってヒッチハイクをしてロープウェイ乗り場まで乗せてもらった。(ロープウェイ最終は、16:40分だった。)

リフト上9:50―――1900m 10:30/40―――――西吾妻山11:15/45―――西吾妻避難小屋12:10/25―――1910m 12:45/50―――沢渡る 1520m13:40/50―――やせ尾根上 14:30―――やせ尾根下 14:50―――尾根分岐 15:00―――車道15:40

2020.3月2日(月) 曇、霧

 今日は、ずっと天気が悪い。もう平日なので人も登らない。ガスの中多少は視界があるので中大嶺に向かう。今日は、中大嶺手前でシールを外す。滑りすぎないように気を付けて滑り、樹林帯に入る。もう樹林帯も大分覚えたので登りトレースを外して滑る。スキー場まではあっという間だ。
 無料休息所「ホワイト」で焚火をしていると、横殴りの雪になった。後は、ロープウェイ下まで滑った。

リフト上9:40―――開ける10:20/40―――中大嶺手前 10:45/55―――スキー場上11:20
谷川岳
2020.04.06
  千葉、武部(記)
2020.2月24日(日) 曇、晴れ
 ロープウェイの切符売り場は行列だ。昨日は雪でロープウェイは15分程開始時間が遅れるとのこと。田尻沢のコースは雪崩の危険があるので閉鎖だった。千葉さんを探す。一周して戻ってきたところで千葉さんと会う。
ロープウェイから西黒沢を見ると、まだ水が流れていた。雪で埋まっていない。今年は雪が少なく、ロープウェイの下までスキーで滑るのは沢に落ちる可能性等があり、また、かなりの距離をツボ足で歩くことになり、止めた方がいいようだ。ロープウェイ上から見ると、谷川岳はまだ少し雲の中になっていた。ここからシールで登るが、急になると自分はツボ足で登る。千葉さんはシールのまま登りきる。登りきると谷川岳はまだ雲の中だ。(もうすぐ雲から出る。)再びシールになるが、昨年に比べ雪は少なく結構木が出ているので、木をよけながら稜線に出る。稜線は木が密集しており、木をよけるのが大変だ。
 ロープのある岩場にさしかかるので、早めにツボ足になる。岩場は、アイゼンを付けずにそのまま下る。避難小屋に向かう途中、西黒沢を広範囲に見渡せるが、ずっと水が流れていた。今年は西黒沢を滑るのを止めた方がいい感じだ。避難小屋は屋根が出ており、東側の壁も上部は雪の上だ。昨年は、4月になっても屋根の上1m位雪があった(屋根の上のポールの長さからわかる)ので、雪不足がよくわかる。
・避難小屋手前からの谷川岳(雲から姿を見せた)


 ここからの登りで、流れ止めの調子が悪くて外れ、時間をロスする。少し登って、風で雪が飛ばされたところにさしかかり、今度はクトーを付ける。なかなか進まない。山頂からはいつものように、国境稜線が見渡せる。至仏岳、武尊方面もすばらしい。天気はいいが時間がもう遅いので、オキの耳に行くのは止める。山頂の雪は、昨年の3月よりも多い感じだ。
 風が強いので、すぐに滑走準備に入る。肩の小屋付近からカールに入ったところで休憩。
ここから1700m付近にある天狗の踊り場の岩までの大滑走は、ちょっと雪が重く、バランスをとるのがむずかしいが、トレースのないところを選んで滑り、楽しかった。千葉さんは、結構苦労していた。


・山頂からの上越国境稜線


 天狗の踊り場の岩からは稜線の南側を滑るが、すでに太陽で雪はかなり重くなっている。最初は雪崩れないか、慎重に滑る。(雪崩そうなためか、尾根の逆側のためかわからないが、ここはトレース無し)木が出てくるまでは、雪が重いが快適に滑る。滑ると板の上に10cm雪が載る感じなので、木が出てくると、木をかわすのが大変。
 上から1時間程で、避難小屋に着く。雪が重く、もう足は結構疲れている。後はツボ足でロープのある岩場に向かう。岩場を過ぎると、千葉さんはシールで降りたが、自分はそのままツボ足にした。木が多く大変だ。スキー場が見えるところまで登り返すと、後一滑りだ。もう雪は悪くなっているので、気をつけて滑る。
ロープウェイ上9:30/45―――避難小屋11:30―――天狗の踊り場の岩12:30―――谷川岳(トマの耳)13:25/45―――カール上14:05―――避難小屋15:00/05―――スキー場上16:00/05―――ロープウェイ上16:15

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