北東北山行(岩手山、岩木山)
2020.03.19
CL野村 勉、菅澤 秀秋、田中 秀和、西川 克之

☆03.19(木)天候:晴
前夜仙台の野村実家で仮眠の後岩手山に向かった。焼走りの登山者(観光)用駐車場には、既に1台駐車していた。(帰りは登山者の車はなかった。)先行者(山スキー)1名の車だった。ところどころ薄い雪に注意しながら、最初は登山道を、途中から溶岩の上をスキーで歩いた。樹林帯を過ぎてさらに少し登ったが、あまりの強風に1,280m地点で撤退を決定した。雪質は上部はまあまあだったが、樹林帯の中は藪が濃くて滑走に苦労した。姿は見えなかったが、後から登ったスノーシューの足跡がが3~4名分あった。時間が余ったため、柄にもなく「石川啄木記念館」を堪能した。

コースタイム:焼走り登山口7:40→10:55標高1280m地点→12:30焼走り登山口




☆03.20(金)天候:雨のち雪
当初下界は雨だったが、雪となることを期待して八幡平アスピーテラインの除雪終了点(緑ヶ丘)まで行った。期待どおり雪だったものの、あまりの暴風雪に山行開始前に撤退を決定した。午前中はビジターセンターを見学し、昼食は松川温泉でホロホロ鳥を食べた(1名は入浴もした)。午後は「松尾鉱山資料館」でかつての硫黄鉱山の勉強をした。

☆03.21(土)天候:曇のち雨
朝3時起床で岩木山に向かい、弥生からスキーで歩き始めた。この時点では駐車車両はなかった。樹林帯を過ぎて少し登ったが、南側からの強風雪と濃霧のため1,180m地点で撤退を決定した。雪質は腐れ新雪だったが、疎林帯なので滑走にはあまり苦労しなかった。滑走途中で、ガイドツアー?7名と単独行の2組(いずれもスキー)に出会った。下部では雪が雨に変わった。早く下山したため、黒石つゆ焼きそばを食べて、宿泊地の八幡平に帰った。

コースタイム:弥生登山口6:25→9:30標高1180m地点→10:55弥生登山口

☆03.22(日)天候:雨
天気予報が雨のため、前日のうちに栗駒山をあきらめて早々に帰京した。

報告者:野村 勉
鍋倉山 2020/02/21(金)
2020.03.10
■報告者 樋渡
■山域、山名 北信、鍋倉山
■メンバー 樋渡
■日程、天候 2020年2月21日(金)、快晴
■コースタイム 6時間30分 (集落除雪終了点 09:30 16:05 温井集落除雪終了点)
■山行記録
温井集落除雪終了点の駐車台数は8台。 09:30出発する。 昨年末に見えていた温井集落除雪終了点奥
にある小屋の後ろにあるお墓の先端部分が今日も15センチほど見えている。 出発時はガスに覆われ
ていたが、進むに従ってガスがなくなっていく。 出だしはいつものルートを行くが、あっという間に
暑くなりウインドプレーカーを脱いで進んだ。 空はいつの間にか快晴となっている。 林道は道路全面
が雪で覆われているわけではないので道路横に上がって進むが、ロープの支柱の頭がところどころ出て
いた。 ここ数年は都立大小屋裏から沢の左岸側を進むがヤブがでていそうなので林道を150mほど
進んだところから左側に上がった。 鍋倉山へは黒倉山との鞍部を経由して行く。 2時間45分ほどで
山頂へ到着。
今日は何回か登り返したいので、先ずは山頂から東側へ200mほど進んだところから一本。 例年
よりブッシュは多いがいつも通り楽しい。 次は一本目よりも少し上から。 三本目は気温が下がって
きたので陽がまだ当たっている黒倉山から滑った。 登ってきたトレースに合流したかったが、沢を
渡る個所の雪が少ないので少し苦労した。 いつもよりも北側を滑ったが、もう少し北側にある尾根
筋を滑った方が良いかも知れない。 来年の課題としよう。
標高900m位からダラダラと下ることになるが、表面が凍ってきたの表面が荒れているので大変
滑り難い。 標高780m位から林道に入った。 しかし日中の日差しのせいで路面が乾いている場所
がいくつもあり、気を遣う下山となった。 除雪終了点へは林の中から滑って出て来たが、タンボと
の境目のところが小川になっていて最後はスキーを外して飛び越えることになってしまった。
山中は楽しませてもらったが、寡雪の時のアプローチ方法など勉強になった山行であった。

以上
守門大岳
2020.03.08
■報告者名 IA
■山域、山名 守門大岳
■メンバー L:IA、M:川島、菅澤、渡辺
■日程 2020年3月7日土曜日 天候 快晴無風
■コースタイム 6時間半
■山行記録



 二分の除雪終了点には8時半過ぎの到着。既に30台以上の車が並ぶ。雪が全然ない。林道のショートカットは問題外で延々と林道歩き。目指す山とは反対方向に水平移動を強いられる。林道終点後の長峰への登りも沢筋は口を開けているし、尾根上は藪を避けての細かいアップダウン登行となる。帰りの滑降を考えると気が重くなる。
 保久礼小屋に11時半到着。小屋から夏道方向へ降りていくグループがあり話をすると、雪が少ない時は夏道が早いとのこと。帰りはこれを使わせてもらうことにする。ブナ林の尾根を登り大岳ピーク到着13時半。快晴無風のもと広大な眺望が広がる。今年の袴岳方面の雪庇はとても小さい。





 本日は徒歩の登山者がとても多く登ってきた尾根は時間が遅いこともありギタギタの状態が予想される。北側の尾根の状態が良さそうで、前から一度行ってみたかった。メンバーの足もそろっているし、天候も安定しているので、行ってみることにする。結果、保久礼小屋からの尾根より断然おすすめ。最高の滑降を楽しめた。ただ、後半地形が複雑で細かい沢が入っているので、下降方向右側に引っ張られやすいので注意が必要と感じた。



保久礼小屋の前の地形図にない橋を渡って登りのコースに戻る。ここから、夏道コースを降りる。ほんの100mほどの下降で林道に出て、そこからは自動運転で車に戻ることができた。到着時間15:20。林道途中に雪崩のやばそうなところが2ヶ所ほどあり雪の多い時はおすすめできない。

浅草岳
2020.03.01
【日付】:2020年3月21日(土)
【山域】:越後山脈
【山】:浅草岳1585m
【天候】:曇り
【メンバー】H氏(CL,他会)、さとしん(記)
【コースタイム】7:55駐車地点-> 11:50山頂=>12:10ヤスノ沢->12:35登山道と合流->14:15駐車地点
早朝発でIAさんと私の友人(私の師匠)と3人で行くはずだったがIAさんが足のケガで断念。(運転中で電話に出られずすみません)YSDの方々が前の週に浅草岳に行ってよかったということで、山域としての天候からも、浅草岳にしてみました。私は山頂まででヘロヘロになりましたが、さっさと歩くH氏に何とか追いついて山頂に立つことができました。当初は山頂からの北斜面のつもりでしたが、風が強く、緩斜面で見た目はよくなさそうだったので、登りの途中でとってもよさそうな、ヤスノ沢を滑りました。ドロップ前は急に見えましたが、とても良かったです。(自分はちゃんと滑ることはできませんが、、、)。上部はとても最高、H氏は今年の中でいちばんと言っていました。われている沢の右岸沿いに滑り、林道との接点で終了。ここから林道の修行です。ヘロヘロになりながら駐車地点に戻り、帰りはゆーパーク薬師で筋肉痛をとって帰りました。




ドロップ前のH氏


気持ちのいい斜面
鍋倉山 (2/23,24 3名)
2020.03.01
■報告者  今村美生
■山域、山名  鍋倉山
■メンバー L:サトシン、M:今村、O氏(友人) 計3名
■日程、天候
  2020年2月23日(土) 神奈川→温井集落→鍋倉→温井集落 天候:風雪強し 戸狩温泉泊
  2020年2月24日(日) 温井集落→鍋倉→温井集落→神奈川 天候:晴れ、ほぼ無風
■コースタイム(ルートは添付地図参照)
  2020年2月23日(土)温井集落通行止め地点→<2h45m>→鍋倉黒倉鞍部(1200m)→<15m>→鍋倉山頂への途中(1245m)にて滑降準備、滑降開始→東斜面にドロップイン、谷をトラバース気味に滑降→<1h>→駐車地点
  2020年2月24日(日)温井集落通行止め地点→<2h15m>→鍋倉黒倉鞍部(1215m)→<20m>→鍋倉山頂(1289m) 滑降準備→東斜面にドロップイン、谷をトラバース気味に滑降し、最後の大斜面上部に出て滑降→<1h>→駐車地点
好天だった2日目の方が、初日より短時間でハイクアップ&ダウンヒル
■山行記録
 初日 2月23日(土) 風雪
 強い冬型で日本海側にはたっぷりと雪が降っているとの予報。悪天候の場合は最悪スキー場での足慣らしのつもりで、とにかく行こう!Oさんの車に3人で便乗して早朝の神奈川を出発し、途中のSA・PAで休憩、交代、おやつタイムを満喫しながら飯山に向かう。温井集落の通行止め地点到着は10時過ぎ。悪天候のせいか車は少なく、15台程度か。準備をしていると既に降りてきた人たちがいたので山の様子を聞くと、「雪はいいよ!今日は風が強いから谷で遊ぶのがいいね!」とのこと。スキー場プランなど頭から吹っ飛んだ3人はいそいそと準備をして10:45に出発!時間が遅いので、ハイクアップのタイムリミットを14時に定めて出発した。
 風雪はかなり強いので、都立大の小屋付近から登山ルートと接近する777m付近まで、多少は風が防げると思われる林道メインにハイクアップした。風雪の強い今日は、多少遠回りでもこの手段は正解だったと思う。
 登山ルートはトレースはほぼ完全に吹き飛ばされており、視界もあまり良くないので全体的な地形と2/9のGPS記録を参考にしながらルートファインディング。どんどん降り積もる雪が気持ちを奮い立たせてくれる。
 谷のトラバースの登りに入ると斜面の状態がわかってきた。数日前に降った雨が凍ったようで、ところどころカリカリの斜面がむき出しになっており、ふかふかパウダーの吹き溜まりとのミックス斜面。ちょっと滑りにくいかなーと思いながらさらに高度を上げていくと、谷の奥の方は斜面全体に雪が降り積もっている様子。期待にワクワク。
 13:30頃に黒倉との鞍部付近に着き、進路を鍋倉山頂に変えて尾根に出たところで急に風が強まった。暴風と言っていいほどの猛烈な風!!何とか少しハイクアップしたが、これ以上進んでも面白くなさそうだし、明日もあるからということでサクッと下山を判断し、風の中でダウンヒルの準備。
 尾根から東斜面を覗きこむ。樹間が空いていてとても素敵な感じ。雪ももちろんフカフカパウダー!とういことで、13:55頃飛び込んだ!
 ここからは猛烈に楽しかった記憶しかない。ノートラックのフカフカ斜面を奇声を上げながら一気にダウンヒル!100mくらい滑ったところで斜面を見上げて感無量。おかわりしたくなったがタイムリミットの14時なのでダウンヒルを続けることにした。写真は雪煙を巻き上げるサトシン。

 そこからは高度を下げすぎないように、でもトラバースだけだと面白くないので適度にターンを交えながら楽しく滑った。途中からはやはりカリカリ斜面とのミックスになり始めたので特にカリカリの多い大木の近くは慎重に。最後は歩くスキーで筋トレ修行。大満足で15時頃に駐車地点まで下山。いやー楽しい一日でした。しかも宿は食事が美味しく温泉も楽しめるたんぼ荘。最高です。

 二日目 2月24日(日) 晴れ 無風
 欲を言えば夜の間に積もってほしかったが、宿の周りはほとんど新雪は降っていない模様。朝からピーカン!今日はハイキングくらいのつもりだねーと軽口を叩きながら通行止め地点へ。
 8時過ぎに到着すると、昨日とは違って長蛇の列!30台目くらいに駐車。早めにスタートした菅澤号は15台目くらい。
 周囲では大勢が続々とスタート。団体もいるし、昨日とは全く違った賑わい。お祭り気分でこれはこれで楽しい。
 8:30頃スタート!すぐに暑くなり、スキーウェアを脱ぐ羽目に。まるで春スキー。結局スキーパンツは最後まで使わなかった。ルートファインディングを求められた昨日と違い、くっきりとしたトレース沿いにひたすら楽しくハイクアップ。青い空と白い雪!楽しい!途中、大斜面の下部をトラバースしているときに見覚えのあるパーティが滑り降りてきた。菅澤隊だ!雪はかなりいいよ!とのこと。お互い楽しくていい日です。写真の後ろの方にダウンヒルする岩崎さんが写っています。

 順調に高度を上げ、11時に山頂到着!楽しい!気持ちイイ!景色いい!風も無いのでのんびり準備。

 さてどこを滑りましょうかね。日が照っているので斜面を選ばないと雪が良くないかもしれない。やはり谷の中が良いだろうということで、同志会ルートの尾根には行かず、東斜面に滑り降りることとした。
 11時過ぎに北東方面へドロップイン。この斜面はとても良い斜面だったが、いかんせん今日は人が多すぎてギタギタになっている。シュプールが少なそうな斜面を探して右へ右へと移動していくと、ところどころナイスな斜面を発見。

日が照っているにもかかわらず、谷の中はパウダーが保たれていてなかなか良い!楽しく滑り、けっこうな高度が保たれた状態で最後の大斜面に突入したが、手前側(スキーヤーズレフト)の雪はグズグズ状態。腐ってきたかーっと落胆しながらもう少し先に進むと、意外に良い雪が残っていたので、今日のダウンヒルの最後を楽しめた!下山コースは暖かさも雪の状態も既に春スキーの雰囲気。まだ厳冬期なのに。。。ところどころの悪雪との戦いもあり、3人とも結構ヘロヘロになりながら駐車地点まで戻った。
 
 いやー、それにしてもこの雪不足のシーズンにここまで楽しめるのはさすが鍋倉!2日間、たっぷり堪能できました。そして、まだまだ斜面の研究を続けたい!


文責 今村

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