四ツ岳
2020.03.01
■報告者名 たまちゃん
■山域、山名 四ツ岳(乗鞍)
■メンバー L:おおちゃん、M :Fさん、たまちゃん、新人ゆうこちゃん
■日程、天候 快晴 微風
■コースタイム 10時間 (登り6時間30分 休憩30分 下り3時間)
■山行記録
2020年3月1日 たまちゃん記
私は、東京マラソンが6年ぶりに当選。しかし、コロナウィルス対策のため中止に、おおちゃんの企画に便乗。平湯から四ッ岳へ


ログです。渡渉ポイントは同じ

昨シーズン年末の四ツ岳は、雪不足のため、藪スキー、美味しい斜面はお預け、今回はリベンジです。
天気は微風晴天、森林限界過ぎたあたり北アルプスや乗鞍の雪景色は、最高に美しかったです。

宿3時起床、4時出発
平湯キャンプ場駐車場
冬季は無人のため、無料
4:30スタート
ヘッドライトをつけ、進む
渡渉のスノーブリッジは無し、石の上を慎重に歩く、四ッ岳は森林限界を抜ける2,400mを越えたあたりから、頂上までの2,700mまでがきれいです。景色を味わいながら、登って行く。

2300mを過ぎたあたりから、眺望が開ける。1400mスタートから約5時間


山頂からの景色最高!

頂上からの景色は良い。
頂上からドロップイン
斜度30度程度で滑りやすい。
森林限界以降は、ざぐざくの重い雪で、舵が切れない。
ほとんど斜滑降で降りる。14:30終了。
天気が良いときのBCスキーは、最高です。
コロナウィルスのためか、自粛により、高速道路は渋滞無し、サービスエリアも日曜日というのに平日の様子でした。

よろかったら、ヤマップ写真帳ご覧ください。(いいねクリックおねがいします。)
https://yamap.com/activities/5743326
北海道・羊蹄山 北北西面
2020.02.25
■報告者名 IA
■山域、山名 北海道・羊蹄山 北北西面
■メンバー L:立田、M:IA、川島、ジン、ふくちゃん、渡辺
■日程 2020年2月22日 天候 晴れのち曇り風あり
■コースタイム 7時間
■山行記録
羊蹄2日目は、低気圧の影響で南風が入るため風裏の北北西面を立田隊長以下5名でやる。ヤマレコにも2017年から記録のないマイナールート。



6時過ぎスタートにもかかわらず、先行者なし。最後まで他グループとは遭遇せず。林道が強風で吹き溜まり通行不可のため、当初予定より1㎞手前、道道478号(標高230m)からのスタートとなる。羊蹄山がはるか先に見える。



しばらく平坦な林道を行ったあと、起伏のある藪のうるさい尾根に取付く。なかなか傾斜が出てこない。その後もやぶがうるさく滑る場所を物色しながら登る。





11時過ぎに隊長の最低ノルマ登行1000mを越え、1280m地点で風も強く視界も悪くなってきたので、登行終了。登行ルートを絡みながら、藪を避けて左右を滑降。他の羊蹄のコースよりは滑りにくいが、登行時に感じたほど藪も気にならず。北面だけに雪質良好。



後半西に寄り過ぎ、緩斜面でトレースを活用するためトラバースで戻る。あとで見ると山の北側が最後まで天気が良かった様で、本日、北北西面は正解のチョイスだったようだ。個人的には羊蹄の他のコースと比較して魅力的とは言い難いが、南風の時などの代替コースとしては有り。本日は十分に満足のいく一日であった。
羊蹄山 喜茂別コース
2020.02.24
■報告者名 渡辺
■山域、山名 羊蹄山 羊蹄山 喜茂別
■メンバー L:立田 M :加瀬、川島、IA、ふくちゃん、おおちゃん、渡辺
■日程 2月24日 AM4:30〜 11:15
■天候 快晴(1500m以上はガス)
■コースタイム 6時間45分 (登り約5時間 下り約1時間半)


■山行記録
新人の渡辺ゆうこです!今回初の山行日記を担当させていただきます。皆様よろしくお願いいたします!!!

2月23日、北海道はなかなか強力な(台風並み)の低気圧通過で1日がっつり雪(1day積雪80~100cmはあったかと)。明日は快晴予報、「The DAY」確定じゃないですか!?そんな期待の中、雪降り続く倶知安の街で羊蹄山合宿の打ち上げを開催!立田さんご推薦の「マルキュー商店」で美味しい北海道グルメと日本酒を堪能。最高の酒の肴とあって、日本酒が進む進む!みなさーん、翌日は2時半起きですよ〜!大丈夫ですか〜!?
(それにしてもマルキュー商店、料理もお酒も最高でした!倶知安グルメ暫定1位。立田さん予約ありがとうございます。)

翌朝3時半、ホテルを出発。昨日の降雪で除雪車が街中フル稼働しております。地元の人も夜中のうちから除雪作業。この光景、今シーズンは見てなかったなぁ。ますます山に向けて期待が高まります!
ホテルから40分ほどで喜茂別の登山口に到着し、怪我でお休みの和田さんに手を振って4時半登山開始。満点の星空の下、登山口からまっすぐ伸びる道を、暗闇にヘッドライトを照らしながら進んでいきます。


暗いうちからの登山が初の私は、ワクワクとともに、なんか後ろから動物が襲ってこないかとドキドキ。。。一番後ろだったこともあり、かすかに音がするといちいち後ろを振り返る。何もいない、登山口も見えない。とにかく前に進もう。それにしても、昨日の降雪の割にはこのルートはあんまり積もっていない?

早朝出発で私たちの前にはトレースはなく、7人で交代にラッセル。雪は深すぎず登りやすい斜度が続きます。数時間前の飲酒もなんのその、みなさんぐんぐん登ります!やっぱり、昨日1日休息日にして温泉(雪秩父)&蕎麦(いちむら)&居酒屋を堪能したおかげかなぁ笑
夜が明け始め、あたりの広々とした景色が見えてきました!今回の羊蹄山合宿で一番の広々エリア。滑りに期待が高まります(だって、今シーズンは薮滑走ばかりなんだもん。。。)。


AM6:20、雲の切れ間から朝日が顔を出しました。羊蹄山から拝む日の出。暗いうちから登り出した甲斐あって、林を抜けて木々が少なくなってきたあたりの斜面から、眼下に素晴らしい朝日の景色が広がります。日の出に元気をもらい、ますますパワーアップ!さらにぐんぐん進みます。


AM7:50、森林限界付近の6合目(1250mあたり)に到着。快晴で目の前には羊蹄山の頂上が!!!手が届きそうに近くて、そしてとても遠い。


景色が素晴らしく、風も穏やかなのでこのあたりで休憩。2月の羊蹄山で、この場所でこんなにゆっくりできるのは本当に珍しいこと。それぞれ好きな場所で行動食とお茶タイム。



さて、休憩もしっかりとれたことだし、登山再開!だんだん斜度もきつくなってきましたが、まだまだみんな元気です!キックターンも軽快です!



7合目の1400mをすぎたあたりから、だんだん雪も薄くなってきました。慎重に登っていきます。



1500m付近、いよいよ森林限界を超えて足場も厳しく、スキーアイゼンつけて上がるかどうかの判断。ここで、加瀬さん、川島さん、一橋さんはドロップ開始、私と立田さん、ふくちゃんは先を行くおおちゃんを追って登ることに。



「こんなチャンス登らずにどうするの!」立田さんの檄が飛びます!気合いを入れて板を前に進めます。しかしながら、1570m付近で、いよいよ靴アイゼンに変えないと登れない状況になってきました。風も強くなってきた。。。



はるか先に登ったおおちゃんと立田さんを見送り、私とふくちゃんはこの地点からのドロップを決定。滑走モードに切り替えます。足場が悪く、準備に手間取っているうちにあたりは真っ白に。。。さっきまでの快晴が嘘のように、下も上も見えなくなってきてしまいました。
「とにかく早く先に滑り出したチームに追いつこう」。慎重に滑走を開始。ホワイトアウトでガリッガリの斜面を滑りますが、エッジも効かないくらいのアイスバーンは大苦戦。それでもなんとか1500mより下にくると、視界が出てきて雪も柔らかくなってきた!ここは、あの休憩の場所だ!


「よし、下まで見えるようになったし、雪も最高のパウダーだ!」一気に大滑走モードでスピードをあげます。

「ヒャッホーーーーーー!!!!」

今シーズン一番の素晴らしいパウダー。走る良い雪、スキー滑走に最適な角度の広々としたツリーラン斜面(サーフィン用語で言うなら、面ツル!)。アドレナリン出まくりで滑っていると、前方からハイクアップする2人組を発見。川島さん市橋さんコンビは、あまりの極上斜面に、おかわりに向かいました!「この斜面を4回登り返して遊んでもよかったな。。。来年はそうしよっと。」

おかわりを存分に楽しんだ2人と、加瀬さんと合流し、5人で下山。1150mから下は、登ってきた道よりひとつ南側の尾根を進みます。こちらも、適度に感覚のあるツリーラン、雪もまだまだ楽しめます!一気に400m付近まで滑走し、登山道へ軌道修正、行きのトレースに合流して登山口&ゴール!


30分も経たないうちに立田さん、おおちゃんペアもゴール。やはりあの後ホワイトアウトで登頂を諦め泣く泣く下山とのこと。それにしても早いなー。

ニセコ&羊蹄山合宿5日間の締めくくりにふさわしい、素晴らしい山行となった喜茂別コース。今回の合宿では、厳冬期としては稀な登頂のチャンスが2度あったものの、やはり1500m以上は一筋縄ではいかない。頂が近くに見えて、とても遠かった羊蹄山。来年の羊蹄山合宿に思いを馳せつつ、新千歳のカレー屋さんで居酒屋状態の打ち上げをかます一行なのでした!

また来年もここにくるぞー!
鍋倉山
2020.02.23

◆鍋倉山(巨木の谷)   

■日程2020年2月8日 () 雪一時曇り

■メンバー L:吉岡 M:今村、千葉、斎藤(なべくらゴー 吉岡チーム)

                M:おおちゃん、樋渡(なべくらゴー F1チーム)

 1119温井集落 553

駐車車両を誘導する村の人が「あなたで42台目だよ。今日は凄いな」それもその筈、寒気図、高層図、天気図は相当前からシグナルは“青”。このGOサインを見逃すわけには行かない。

今村さんは、さっそくLINEグループ「なべくらゴー」を作成、連絡体制を整えてくれた。準備していると遠くからドイツ製水平対向エンジンのエキゾーストが響いてきた。おおちゃんに違いない。43台目。

先に到着した樋渡さんがアタックを開始しているので、おおちゃんが後を追う形となる。「じゃ、また宿で!」なべくらゴーF1チームはフリー走行に入っていった。そして今村号が合流。44台目。とても遅いスタートだが吉岡チームもピットアウトしていく。



 「高曇りだね」と千葉さん。「歩いていて気持ちいい」と今村女史。山行を終えた山スキーヤーとすれ違うと、みんなご機嫌だ。

「おいしいところ残しておきましたよ」




北尾根の傾斜の緩くなるところまではフカフカなので先頭を交代しながら進んでいく。ワンチームである。

1434 1284

山頂までは標高差にして10m下のところだったが風が強いのは既定路線、ここで滑走体制をとることにした。すると、山頂からおおちゃん登場。登り返してパウダーを楽しんでいたが、樋渡さんとは出会えなかったらしい。

 さあ「なべくらごー!!」おおちゃんも一緒だ。雪飛沫を上げて北尾根を行く。巨木の谷上部は至福のパウダーゾーンだった。今村女史、おおちゃんは絶叫する。わたしたちは知らないうちに伝説の「森太郎」付近を通過していた。



深雪でスタックする千葉さんを今村さんはサポート。傷口を開けた岩穴にはまった吉岡を、斎藤さんはショベルでかき出してくれた。メンバー間で滑走スピードに差がでてきたため、おおちゃん先導で先にトレースをつけて道案内をしてもらった。好事魔多しとよくいうが今日はワンチームで助け合った。

 鍋倉の森は日の暮れを迎えつつあった。

「千葉さんがんばれー!」「斎藤さんもうちょっと!」雪と戯れすぎて二人はお疲れのご様子である。




 1705 温井集落

周回遅れ気味だったが全員無事チェッカー、セッションの終了である。ピットに戻ってきた。 たんぼ荘で明日から参加の岩崎さん、そして別宿の樋渡さんも雪の中、合流となった。宿の女将さんの心遣いで地酒をご馳走になる。

「こんなパウダー地球上にはない!」今村さんは熱く語ってくれた。明日も楽しみである。

 

◆鍋倉山(北尾根)

■日程2020年2月9日 () 雪

■メンバー L:吉岡 M:岩崎、今村、斎藤

810温井集落 553

一晩でクルマは雪で覆いつくされていた。掘り起こしからのスタートとなる。千葉さんは今日、おやすみ、おおちゃんは予定通りお友達と別行動となった。




 昨夜からの積雪で先行トレースは深い。山頂まで軌道が引かれているだろう。

 おなじみの平らな雪田を通るとき暴力的な突風がわたしを押し倒した。脱線転覆である。痛い経験となったが滑落するような場所でなくて良かった。自分は運がいい。

 軌道をたどっていくと黒倉山への分岐にさしかかる。見上げると雪粉が飛び散らんばかりに待機しているのがわかった。降雪中は山頂まで上がらずここを繰り返し楽しむのもいいかもしれない。




 1142 1292m鍋倉山山頂

滑走準備をしていると山頂でおおちゃんに出会う。今日もパウダーを楽しんでやるぞというオーラが凄い。「いってらっしゃい!」

さあ、わたしたちも行こう。なべくらゴー!!


北尾根から大斜面に向かう。木は多かったが、吉岡は飛ばし過ぎ、岩崎さんは慎重派、今村さん、斎藤さんは「キャッホー♪」である。



 

1356 温井集落

スキーでは滑走中、少しの登り傾斜でもクリアできるがボードは緊張を強いられることになる。ストップする場所もくだり傾斜が好ましい。スプリットボードの特性を把握していなかった。反省である。斎藤さん、また勉強しておきますね。

 「なべくらごー」立ち上げから終了まであっという間に終わった。

参加された皆さんのサポートに “ありがとうございました”
そして鍋倉山に・・・・・・・ “ありがとうございました”

                                                                                 記:吉岡

ノートレースの山、2/23 羊蹄京極コース(1240m迄)
2020.02.23
■報告者名 立田
■山域、山名 羊蹄山
■メンバー 立田、おおちゃん


京極山荘の窓から・・雪原を行く2人・・

漆黒の樹林帯、ノートレースの山をシールを効かせて登る
ヘッデンの灯りが雪面に映え、仲間の灯りが心強い
ノートレースの山はラッセル、ルーファイの労苦は少々あるが、
雪煙を上げる滑降への期待、高揚感がそんなもの吹き飛ばしてくれる
自らの足で標高差1000m以上登り、滑降することにまだ執着したい
大勢の人で賑わう山より静かな山が良い
山深く、懐深く、大きな山、メンバー個々が思い思いのシュプールを描ける山が良い

そんな思いにぴったり合い、毎年必ず通うのが平湯周辺、羊蹄山、蓮華温泉
山スキー100山の過半は既知の山、ルートとなったが、その余白を塗りつぶしていくより、
面白い山は何回通っても面白いと思うようになった
もちろん行きたい山スキー未知の山もたくさんあり、必ずや行くのだろうけど、
脳髄と体に面白さが染み込んだ山々を欠かすことは出来ない

今年の羊蹄合宿は初日(墓地の沢)こそ、大勢の外人部隊に抜き去られつつ先行トレースを辿ったが、
他の3日間はノートレースの山、内2日間は山中で行き交う人も全く無く、
存分に羊蹄山を楽しめ大満足、やはり羊蹄合宿は欠かせない。
さて、御託はこれくらいにして担当である2/23 羊蹄山京極コース(1240m迄)へ

■コースタイム
2020/2/23 風雪 京極山荘430m 7:10発  京極コース1240m迄 10:00-12 山荘10:55
羊蹄合宿3日目は天気予報通り、風雪となった。夜半はゴーゴーと音が響き、風も吹き荒れた。
今年も札幌山の会の川竹氏にお世話になり、快適な京極山荘に3泊させて頂いたが
氏によると荒れる時は山荘の窓から雪原の向こうの林すら見えないこともあるとのこと。
2/23 風雪見込みに挫けて遅い起床、相変わらず意志薄弱、情けない。
だが起きてみれば、風が少々強いくらい、視界も十分ある、森林限界までならノープロブレム。
条件としては悪くないが、風雪を突いて京極ルートに向かったのはおおちゃんと私だけ。
いざ出てみれば平原となっている山荘のあたりは風の通り道なのか、強風だったが、樹林帯に
入れば心地よいそよ風だった。
ラッセルもプチラッセル程度、足元はこの時期本来の羊蹄山ならではのパウダーであり、心は踊る。
標高1000mくらいから疎林となり、徐々に森林限界を抜けて行く。
さすがにここまで上がってくると風雪が容赦無く体を叩く。
それまでは不十分ながらもラッセル交代しながら進んだのだが、いよいよ佳境を迎え
スィッチが入ると、ずっとおおちゃん先行となる。
私のギブアップ投了の声が吹雪にかき消され、届くか届かないかのビミョーな距離を空け、
おおちゃんが先を行く、いつものパターン。
森林限界ラインを超えるとさらに風雪は激しさを増し、視界不良、いよいよ地獄の1丁目へ突入。
1240m、おおちゃんが立ち止まった。
「もういいんじゃない?」と声を掛けるとあっさりと
「そうですね、視界も効かないし」
「あと・・・まで」との押し問答を想定していたが、無論、ウェルカム。
そうなればモタモタなんかしていられない、すぐさま滑降態勢にチェンジ。



視界不良といってもホワイトアウトでは無い、雪面は見える、何よりも足元は極上パウダー。
そこからの滑降は文字通り、雪煙が舞い上がり、浮遊感も味わえる素晴らしい滑降だった。
京極山荘の玄関から天候に関わらずこの素晴らしいショートトリップを楽しめる、
やっぱ最高の環境だな、来なかった人はもったいないことをしたなぁ!
樹林帯もさくさくと快適に滑走し、あっという間に40分、至福のパウダー滑降終了。
川竹夫妻に暖かい京極山荘に迎え入れていただき、体中が凍っていることに気づく、
体を温めながら感謝感激、ありがとうございました!


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