鍋倉山
2020.02.23

◆鍋倉山(巨木の谷)   

■日程2020年2月8日 () 雪一時曇り

■メンバー L:吉岡 M:今村、千葉、斎藤(なべくらゴー 吉岡チーム)

                M:おおちゃん、樋渡(なべくらゴー F1チーム)

 1119温井集落 553

駐車車両を誘導する村の人が「あなたで42台目だよ。今日は凄いな」それもその筈、寒気図、高層図、天気図は相当前からシグナルは“青”。このGOサインを見逃すわけには行かない。

今村さんは、さっそくLINEグループ「なべくらゴー」を作成、連絡体制を整えてくれた。準備していると遠くからドイツ製水平対向エンジンのエキゾーストが響いてきた。おおちゃんに違いない。43台目。

先に到着した樋渡さんがアタックを開始しているので、おおちゃんが後を追う形となる。「じゃ、また宿で!」なべくらゴーF1チームはフリー走行に入っていった。そして今村号が合流。44台目。とても遅いスタートだが吉岡チームもピットアウトしていく。



 「高曇りだね」と千葉さん。「歩いていて気持ちいい」と今村女史。山行を終えた山スキーヤーとすれ違うと、みんなご機嫌だ。

「おいしいところ残しておきましたよ」




北尾根の傾斜の緩くなるところまではフカフカなので先頭を交代しながら進んでいく。ワンチームである。

1434 1284

山頂までは標高差にして10m下のところだったが風が強いのは既定路線、ここで滑走体制をとることにした。すると、山頂からおおちゃん登場。登り返してパウダーを楽しんでいたが、樋渡さんとは出会えなかったらしい。

 さあ「なべくらごー!!」おおちゃんも一緒だ。雪飛沫を上げて北尾根を行く。巨木の谷上部は至福のパウダーゾーンだった。今村女史、おおちゃんは絶叫する。わたしたちは知らないうちに伝説の「森太郎」付近を通過していた。



深雪でスタックする千葉さんを今村さんはサポート。傷口を開けた岩穴にはまった吉岡を、斎藤さんはショベルでかき出してくれた。メンバー間で滑走スピードに差がでてきたため、おおちゃん先導で先にトレースをつけて道案内をしてもらった。好事魔多しとよくいうが今日はワンチームで助け合った。

 鍋倉の森は日の暮れを迎えつつあった。

「千葉さんがんばれー!」「斎藤さんもうちょっと!」雪と戯れすぎて二人はお疲れのご様子である。




 1705 温井集落

周回遅れ気味だったが全員無事チェッカー、セッションの終了である。ピットに戻ってきた。 たんぼ荘で明日から参加の岩崎さん、そして別宿の樋渡さんも雪の中、合流となった。宿の女将さんの心遣いで地酒をご馳走になる。

「こんなパウダー地球上にはない!」今村さんは熱く語ってくれた。明日も楽しみである。

 

◆鍋倉山(北尾根)

■日程2020年2月9日 () 雪

■メンバー L:吉岡 M:岩崎、今村、斎藤

810温井集落 553

一晩でクルマは雪で覆いつくされていた。掘り起こしからのスタートとなる。千葉さんは今日、おやすみ、おおちゃんは予定通りお友達と別行動となった。




 昨夜からの積雪で先行トレースは深い。山頂まで軌道が引かれているだろう。

 おなじみの平らな雪田を通るとき暴力的な突風がわたしを押し倒した。脱線転覆である。痛い経験となったが滑落するような場所でなくて良かった。自分は運がいい。

 軌道をたどっていくと黒倉山への分岐にさしかかる。見上げると雪粉が飛び散らんばかりに待機しているのがわかった。降雪中は山頂まで上がらずここを繰り返し楽しむのもいいかもしれない。




 1142 1292m鍋倉山山頂

滑走準備をしていると山頂でおおちゃんに出会う。今日もパウダーを楽しんでやるぞというオーラが凄い。「いってらっしゃい!」

さあ、わたしたちも行こう。なべくらゴー!!


北尾根から大斜面に向かう。木は多かったが、吉岡は飛ばし過ぎ、岩崎さんは慎重派、今村さん、斎藤さんは「キャッホー♪」である。



 

1356 温井集落

スキーでは滑走中、少しの登り傾斜でもクリアできるがボードは緊張を強いられることになる。ストップする場所もくだり傾斜が好ましい。スプリットボードの特性を把握していなかった。反省である。斎藤さん、また勉強しておきますね。

 「なべくらごー」立ち上げから終了まであっという間に終わった。

参加された皆さんのサポートに “ありがとうございました”
そして鍋倉山に・・・・・・・ “ありがとうございました”

                                                                                 記:吉岡

ノートレースの山、2/23 羊蹄京極コース(1240m迄)
2020.02.23
■報告者名 立田
■山域、山名 羊蹄山
■メンバー 立田、おおちゃん


京極山荘の窓から・・雪原を行く2人・・

漆黒の樹林帯、ノートレースの山をシールを効かせて登る
ヘッデンの灯りが雪面に映え、仲間の灯りが心強い
ノートレースの山はラッセル、ルーファイの労苦は少々あるが、
雪煙を上げる滑降への期待、高揚感がそんなもの吹き飛ばしてくれる
自らの足で標高差1000m以上登り、滑降することにまだ執着したい
大勢の人で賑わう山より静かな山が良い
山深く、懐深く、大きな山、メンバー個々が思い思いのシュプールを描ける山が良い

そんな思いにぴったり合い、毎年必ず通うのが平湯周辺、羊蹄山、蓮華温泉
山スキー100山の過半は既知の山、ルートとなったが、その余白を塗りつぶしていくより、
面白い山は何回通っても面白いと思うようになった
もちろん行きたい山スキー未知の山もたくさんあり、必ずや行くのだろうけど、
脳髄と体に面白さが染み込んだ山々を欠かすことは出来ない

今年の羊蹄合宿は初日(墓地の沢)こそ、大勢の外人部隊に抜き去られつつ先行トレースを辿ったが、
他の3日間はノートレースの山、内2日間は山中で行き交う人も全く無く、
存分に羊蹄山を楽しめ大満足、やはり羊蹄合宿は欠かせない。
さて、御託はこれくらいにして担当である2/23 羊蹄山京極コース(1240m迄)へ

■コースタイム
2020/2/23 風雪 京極山荘430m 7:10発  京極コース1240m迄 10:00-12 山荘10:55
羊蹄合宿3日目は天気予報通り、風雪となった。夜半はゴーゴーと音が響き、風も吹き荒れた。
今年も札幌山の会の川竹氏にお世話になり、快適な京極山荘に3泊させて頂いたが
氏によると荒れる時は山荘の窓から雪原の向こうの林すら見えないこともあるとのこと。
2/23 風雪見込みに挫けて遅い起床、相変わらず意志薄弱、情けない。
だが起きてみれば、風が少々強いくらい、視界も十分ある、森林限界までならノープロブレム。
条件としては悪くないが、風雪を突いて京極ルートに向かったのはおおちゃんと私だけ。
いざ出てみれば平原となっている山荘のあたりは風の通り道なのか、強風だったが、樹林帯に
入れば心地よいそよ風だった。
ラッセルもプチラッセル程度、足元はこの時期本来の羊蹄山ならではのパウダーであり、心は踊る。
標高1000mくらいから疎林となり、徐々に森林限界を抜けて行く。
さすがにここまで上がってくると風雪が容赦無く体を叩く。
それまでは不十分ながらもラッセル交代しながら進んだのだが、いよいよ佳境を迎え
スィッチが入ると、ずっとおおちゃん先行となる。
私のギブアップ投了の声が吹雪にかき消され、届くか届かないかのビミョーな距離を空け、
おおちゃんが先を行く、いつものパターン。
森林限界ラインを超えるとさらに風雪は激しさを増し、視界不良、いよいよ地獄の1丁目へ突入。
1240m、おおちゃんが立ち止まった。
「もういいんじゃない?」と声を掛けるとあっさりと
「そうですね、視界も効かないし」
「あと・・・まで」との押し問答を想定していたが、無論、ウェルカム。
そうなればモタモタなんかしていられない、すぐさま滑降態勢にチェンジ。



視界不良といってもホワイトアウトでは無い、雪面は見える、何よりも足元は極上パウダー。
そこからの滑降は文字通り、雪煙が舞い上がり、浮遊感も味わえる素晴らしい滑降だった。
京極山荘の玄関から天候に関わらずこの素晴らしいショートトリップを楽しめる、
やっぱ最高の環境だな、来なかった人はもったいないことをしたなぁ!
樹林帯もさくさくと快適に滑走し、あっという間に40分、至福のパウダー滑降終了。
川竹夫妻に暖かい京極山荘に迎え入れていただき、体中が凍っていることに気づく、
体を温めながら感謝感激、ありがとうございました!


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